生きる力の基礎づくり

生きる力の基礎づくり

人生の様々なハードルを力強く越えていくために、幼少期にどのような能力を育ませるべきか?

『三つ子の魂100まで』ということわざがありますが、子どもは生まれてから3つまでに人生のなかでも本当に沢山の事を覚え、できる事が増えます。子どもは、環境を与えてあげれば必死にそれをものにしようと思います。この時期に五感磨きをスタートさせましょう。特別な事ではなく、毎日の生活のなかでシンプルに繰り返し行う事が大切です。

生まれてから10日目の赤ちゃんにベビーマッサージを始めます。まだ、ほとんどのママたちは、生まれたばかりだからとまるで壊れてしまうお人形さんをさわるように赤ちゃんを扱うと思います。勿論、新ママにとっては何もかもが初めてで、緊張の連続だと思います。しかし、適温のお部屋で裸にするとどうでしょう。教えてあげなくても手足を動かし、あたかも体操をしているかのようです。ママのおなかの中でも、勢いよくけっていた事を思い出してください。ここから、運動能力のある子、なかなか動く事が苦手な子の分かれ道になります。

運動能力はDNAもありますが、より体を動かす事を教えておいてあげると股関節はやわらかくなり、はいはいをしたりあんよをする時にとても役立ち、教えてあげなくても自らやってみようという子どもになります。教え込むのではなく、自然に身につけていくのです。行動力のある子は、必然的に好奇心旺盛な子どもです。これはなにかな?さわってみよう!やってみよう!しまいにはなめてみよう!ということを眼を輝かせてするでしょう!!ママたちは、一緒になって楽しんで遊んでみてください。ママたちのフィットネスのためにも、ダンベル代わりに赤ちゃんとぶらーぶらーんしてみたらどうでしょう。子どももにこにこ、おかあさんもスタイル抜群、一石二鳥です。スポーツクラブにいかなくても、毎日ちょっとの時間を見つけ遊ぶ事を身近にすることで、子どもは元気に育っていきます。

絵本の読み聞かせ、音楽を聴く、歌をうたう、様々な事を楽しみながらやってみたらどうでしょう。2つまでにいろいろな環境を与え、その中で育ませてあげると、3つになった頃には文字にも興味を持ったりお絵かきや工作などクリエーティブな事が大好きな、毎日がわくわくするような時間を作り出す子どもになります。自転車も乗れるようになり、泳げるようになり、体操教室や水泳教室にたよることなく、お猿さんのように木登りをし、かえるのようにすいすい泳ぎます。そのように興味をもってくれたら、何か徹底的にやる事をおすすめします。いずれもシンプルな動作ですが身につけると非常に楽しい。これらは後に子どもたちが関わるであろうスポーツの基礎になる体の動きです。ここまでにしっかり体の力、つまりは生きる力の基礎を身につけてほしいものです。

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