消防出初式遠足

2014年1月16日

新年最初の遠足は、東京ビッグサイトで行われた消防出初式でした。
集合場所の駅で待っていると、「あけましておめでとうございます!」という元気な挨拶とともにニコニコ笑顔で子どもたちが集まってきました。

東京ビッグサイトへは大井町からりんかい線で向かいました。
こひつじかいの遠足では、基本的にエスカレーターを使うことがありません。
それなので、りんかい線のように地下深くにある電車に乗るのはちょっとした探検です。
年中さん以上はもう慣れっこで、階段の数を数えながら軽快に降りていきます。
小さい子たちはリュックの重さにバランスを崩しながらも、一段一段確実に降りていきます。
早く到着している子たちも、最後の一人が降りきるまで「がんばれ!あとちょっとだよ!」など自然と励ましの声をかけてくれるので
途中で諦めてしまうことはありません。同年代の子どもたち同士のコミュニケーションは、何よりのパワーになるようです。

出初式の開会のご挨拶を伺ってから、中の展示会場に移動し、はしご車の絵を描きました。
もちろん机などはないので、はしご車がよくみえるところにクレヨンと紙を広げ、夢中で描いていきます。
よく観察してとても細かいところまで描いた絵や、タイヤを大きく描いた絵などそれぞれ注目したポイントが伝わってくる絵がそろいました。

今度は、実際にいろいろな消防車両に乗ってみました。絵にも描いたはしご車や普段はあまり見ることのないバイクにも乗りました。
「上から見ると、みんながすっごく小さかったよ!」「バイクのヘルメットはきつくて重たい」など体験して初めて気が付く感想がたくさん聞けました。

ここでまた外の会場に戻って、災害が発生した時のデモンストレーションを見学しました。地上からだけでなく、空からヘリコプターがきたり、海から船がきたり、消防の技術が盛りだくさんで、子どもたちも大興奮でした。ヘリコプターが近づいてくると強い風がふいたり、放水してると風にのって水しぶきがかかったりするので、全身で楽しんでいました。
そして、そのあとは梯子を使ったパフォーマンスです。空まで続きそうな長い梯子のてっぺんにすごい速さでかけあがり、
逆さまになったり、バランスをとっていく姿に子どもたちも「すごい!すごい!」と大喜び。
中でも、普段の体操の時に自分たちが練習している飛行機バランスと同じ形をみると、
「手がピシッとなってる」や「下がぐらぐらなのにすごい」とより凄さを実感しているようでした。

みんなでご飯を食べた後は、迷路や防災クイズ、すごろく、巨大滑り台で遊んだり、広い会場の隅から隅まで走り回って満喫しました。
最後に全員で消防隊員の衣装をきて、小さな消防団の完成です!

もうヘトヘトかと思いきや、会場を出ると芝生の丘がいくつもある広場に一目散に走りだしました。
丘の上から、全身でゴロゴロ転がる遊びや、谷のようになっているのを利用して
反対側へ飛び移れるか!など子どもたちの創造力はとどまるところを知りません。

気が付けば、電車の時間が迫っていました。大急ぎでコートを着て、リュックを背負い、消防士の帽子をかぶると駅までよーい、ドン!

電車に乗り込み、ようやくひと休み。
大井町駅に着いたら、最後は長ーい階段をひたすら上って、お母さまたちのもとへたどり着きました。

間近でみたり、実際に乗ったりという実体験が子どもたちが「消防」を知るとても良い機会となりました。
そして、寒さ関係なく元気で笑顔の絶えない子どもたちの姿に大きなパワーをもらった一日でした。

磯邊季里 @ 2014年01月16日 10:22 コメント: (0)

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