<食育・和のサペレ>七草粥を作りました!

2023年1月7日

人日の節句に、一年の無病息災を祈る七草粥をみんなでいただき、お正月の締めくくりをしました。

《春の七草って何だろう?!まずは観察してみよう!》

 沢山体を動かした公園からの帰り道も、七草を唱えながら帰ってきた子どもたちはやる気十分。
春の七草を一つずつじっくりと見て、香って、触って、観察することから始めます。「芹・薺・御形・繁縷・仏の座・菘・蘿蔔 これぞ七草」言葉での知識はあっても、どれが芹なのか、どんな意味が込められているのかまではなかなか学ぶ機会はありません。
春の七草は真冬の大地に根を下ろし、寒さにもめげずに育ちます。そう知った子どもたちは「だから根っこが太いんだ!」「長いんだ!」と納得した様子で根っこを描き始めました。
 昨年は、見て写すことに必死だった子どもが、去年の七草粥作りの思い出話をしたり、知識を交えながら話す様子が伺えました。また、「仏さまが落ち着いて座っていらっしゃる」という意味がある仏の座を描く際は、先日の初詣遠足で見た鎌倉の大仏を思い出しながら描いている子もいました。
 食材だけでなく、お粥を作るのに必要な「羽釜」や「土鍋」もスケッチします。何からできているのか、なんで蓋に穴が空いているのかなど興味津々。穴に指を入れてみたり、覗いてみたりといろいろな方法で観察しました。

《七草なずな ストトントン!!》
 続いて、待ちに待ったお粥作りです。
本来は一月六日の夜、七草粥の準備の際に歌われる「七草の歌 (七草囃子)」をみんなで歌いながら作りました。
七草囃子は地域で歌詞が異なるそうですが、今回は東京で歌われているお囃子を歌ってみました。

「七草なずな 唐土の鳥が 日本の土地に 渡らぬ先に 七草なずな ストトントン」

まずは、耳から聞いたお囃子を、声に出してみます。最初はブツブツと聞こえた言葉を口にしていましたが、意味を理解していくうちに徐々に全員の声が揃ってきました。

 一生懸命七草を刻んでいるお友達のそばで、お友達が歌いながら応援します。その様子をInstagram (@wanosapere) 〈和のサペレハイライト〉にアップしておりますので、是非ご覧ください。
遠足で収穫した大根も使用し、微塵切りにしていきます。小さなお友達も、初めて参加するお友達も歌に合わせて一生懸命刻みました。お友達の応援も力になり、あっという間にみじん切りを終え、お粥と混ぜたら完成です。

《一升分のお粥をいただきます 》
 今回は「鰹節、昆布、鶏」の3種類のお出汁で一升分のお粥を作り、味比べを愉しみました。
普段のお料理から、昆布をふき、お出汁を取るとことから始めている為、子どもたちも何のお出汁を使っているのか、興味津々です。お鍋の蓋を開けた瞬間にフワッと広がる湯気に顔を近づけ「良い香り〜」っとニコニコ笑顔。香りにそそられてお腹もぐ〜っと減ってきます。
卯年にちなんでウサギのコースターとお箸置きも作り、とても華やかな食卓をみんなで囲み、早速出来立ての七草粥をいただきます。
 お腹を空かせた子どもたちは、一瞬でペロリと完食。次々に「おかわり!」の声が上がります。
お出汁そのものの味を感じながら、それぞれ好みの具材を乗せてオリジナルなお粥を最後まで楽しみました。

 七草粥でお正月のお料理で疲れた胃を休められたでしょうか。
今年一年もコロナ・病気に負けず、お稽古だけでなく遠足やキャンプ、食育を通して子どもたちが健やかに成長することができますように。

《アルバム》

2023.1.7の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒K&R 七草粥_和のサペレ 20230107
閲覧期限:2023年1月15日

磯邊季里 @ 2023年01月07日 20:47 コメント: (0)

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