<食育・ワジック教室>夏コース第3回を開催しました!
2023年7月3日
《ワジック教室に名前が変わりました》
2023年6月から教室の名称が「ワジック教室」になりました。
「こんないい顔、うちでは見たことがない!どんな魔法をつかっているんですか?」保護者の方からそんな言葉を頻繁にいただくようになり、「食」のちからを再認識。
それならば1から全部やってみようと、五感磨きに
「ワ(和食)+アジ(味わう)+イク(教育)」
を融合した新しいプログラムとしてスタートしたのが、「ワジック教室」です。
ワジックの“まほう”にかかった子ども達との時間、どんな新しい出会いがあるのか、私達もワクワクしています。
詳しくはこちら↓↓
ワジック教室
《第3回目は七夕素麺御膳!》
7月に入った本日のメニューは、七夕を意識した素麺御膳です。
今回のお献立
●つゆでいただくお素麺
●出汁でいただくお素麺
●ささみと人参の胡麻和え
●色々薬味
●七夕レモン寒天
《テーマは聴覚!耳を澄ませて》
みんな揃うと、七夕の絵本を読み、「ささの葉さーらさら」と七夕の歌を歌い、七夕に気持ちを向けて進めていきます。
まずは、めんつゆのお出汁の準備。昨夜から昆布と豆鯵の煮干しを水出ししていたものを鍋に入れて火にかけます。火の点いた「チチチ」という音を聞き、火が確実に点いた事を確かめます。この火を点いた「チチチ」という音を意識することが、後で素麺を茹でる時に大切になります。
次は付け合わせの胡麻和えにする人参の準備です。今日はスライサーを使って、細長い千切りにします。指を傷つけないよう、指は揃えて人参の上に置き削っていきます。「シュー」といい音がした時は上手く削れているけど、音がしないと削れていないから、もっと力を入れてと、音を聞きながら進めていきます。小さいお友達は人参の下が削れてくると、流線型の新幹線に見えるようで、スライサーを線路に見立て、新幹線と言いながら行ったり来たりしました。
人参と一緒に胡麻和えにる鶏のささみも準備します。沸いたお湯の中に先を持ったささみをそっと入れていきます。茹で上がると、いつもの小さい男の子の出番。うちわの風を上手に当てて冷まします。冷めたささみはみんなで細かく裂きました。裂くって知ってる?と聞くと、紙をビリビリーってする事だよと答える年長さん。ささみは音がしないけど細かく裂いてね、と声がけしてみんなで作業を進めます。
胡麻和えの和え衣はいつもやっている年少さんの男の子のお仕事。パチパチと音をさせて摺鉢で上手に胡麻を擦り、醤油、砂糖で味付けします。
《失敗は学びのチャンス!》
ここで最初に準備していたお出汁のお味見。お魚の匂いがする、美味しい、味がない、色々な感想が聞かれます。
もっと味見したいと、お出汁が入ったボールをお玉でグルグルしていた時に、お出汁が少し溢れてしまいました。しまったという表情で固まってしまう子どもたち。しまった事は戻らないから早く雑巾を持ってきて拭くように声をかけます。
そしてこのお出汁をもっと美味しくしようと、みんなで味を付け火にかけて、今日は冷たいお素麺で食べる事にして、冷ましておきます。
錦糸卵もみんなで作ります。卵を割る時にはテーブルの上に割ってしまったお友達がいました。そんな時にサッと雑巾を取りに行って拭くお友達の姿が見られました。さっきの失敗でどうしたらいいのを、しっかり学んだようです。
薄焼き卵は表面が乾いたら、菜箸を卵の下に入れて、卵を釣り上げて裏返します。子どもたちも挑戦し、上手に裏返していました。
薄焼き卵は冷ましてから、錦糸卵に切っていきます。包丁を上手く使い、細く切れたと子どもたちも満足気でした。
《音が合図!》
さて、主役の素麺を茹でていきます。素麺は予め1人1わづつ凧糸で端を縛っています。「チチチ」と火を点けお湯が沸いたら、素麺の凧糸の部分を持って、縛っていない方からお湯の中に入れていき、ぎゅっと鍋の中に押し入れてお湯の近くに指が来たらぱっと離します。そのまま鍋をよく見ていてびっくり水を入れて茹で上げます。また「チチチ」と火を点けて、びっくり水を入れて火を止めてを繰り返し、みんなの素麺を茹で上げました。
綺麗に茹で上がった麺を、つけ麺とお汁の麺の2種類の麺に盛り付けました。
どちらのお素麺もお箸で上手に食べます。別に用意した7色の素麺にもみんな興味津々。オレンジの素麺ちょうだい。今度は黄色。紫はおいも味がする。青はソーダかな?と楽しそう。人参とささみの胡麻和えもみんな美味しそうにパクパク食べます。楽しいお食事の時間はあっという間にすぎ、今日も全員、綺麗に食べて完食しました。
《アルバム》
2023.7.1の写真はこちらです。お子様との会話が弾むきっかけになれば嬉しいです。
アルバムはこちらから⇒ワジック教室 「七夕素麺御膳~願いを込めて~」 20230701
閲覧期限:2023年7月9日