【食育・ワジック】冬コース第2回を開催しました
2023年12月17日
《手仕事が盛りだくさん!》
早速エプロンを着てお料理を始めます。
得意なこととそうでないものがあったので、分担してお料理をしていくことにしました。
冬コース第2回目は五感のうち「手」に注目!先週収穫してきた立派なお野菜を丁寧にお料理していきます。
まずはお野菜を担当してくれる子が、自分の顔よりも大きな大根を平たく切り、それを小さな丸の形にくり抜きます。一口サイズの大根の完成です。4歳さんが硬い大根型抜きしてくれました。くり抜いた後の大根は穴だらけで、何が見えるかなと穴を覗いていました。大根があっという間にれんこんのような見た目になってしまいました。全てくり抜き終わると、手のひらには丸い後がたくさんついていました。残りの大根は小学一年生のお子さんが小さく切ってくれました。包丁さばきは、普段お料理をしていなければできないほどの腕前で、安全に使うことが出来ました。
年長さんはご飯を担当してくれました。今日はお料理を食べる人が多かったので、炊飯器と羽釜で白米を炊きました。羽釜はなかなかお家で使うことは珍しいと思っていましたが、みんな見たことがあったようです。炊けるまであと何分と数を数えながら楽しそうに待ちます。できたお米は中を覗いたり、湯気を手で仰いでいい匂い!といっていました。炊き上がってすぐに炊飯器からお碗によそってしまうと冷めてしまうので、そのまま食べる時間まで楽しみに我慢しました。
《白菜をちぎってくるっとお肉巻き》
下順番してある豚肉に、みんなが切ってくれた白菜を巻いていきます。白菜の芯と葉をそれぞれ横長に置いていきます。巻いた時に白菜が飛び出してしまわないように、豚肉と白菜の大きさを考え丁寧に出来ました。自分の方から奥側に豚肉ごと巻きます。前の作業が上手だったので、こぼれたり形が崩れたりすることなく、完成しました。フライパンで火にかけ出来上がるのを待ちます。
次に、昆布で作ったお出汁に味噌を溶かします。鍋に入れる時は固く縮んでいた昆布が、お湯に入れて時間を置くと大きくふにゃふにゃになり、その変化を楽しんでいるようでした。美味しくなったら終わりだよという指示のもと、少しずつ味噌を入れて味見をしながら作りました。お味噌を出汁に溶かす時には、もう少しお味噌を足した方がいいかな?味が薄い気がする!とみんなで意見を出し合って作りました。
丸くくり抜いた大根はお鍋に入れて煮ました。沸騰すると大根が動いて、「大根が踊ってるー!」とみんなで観察しました。お鍋から沸き立ついい匂いの湯気に食べるのが楽しみになり、わくわくで笑顔がたくさん見られました。大根は茹でた後に、お出汁味とバター味に味付けしました。
急遽卵割りが得意な子たちが作ってくれたスクランブルエッグを添えて料理が完成しました。牛乳や砂糖の入れる塩梅がすごく上手だったので、ふわふわでまろやかな甘さになりました。お歌を歌いながら楽しそうに作っていたのが印象的でした。
《ほかほかご飯をいただきます!》
できたお料理をみんなで食べます。年長さんはなんとご飯を3杯おかわり!たくさん食べた上にもっと食べたかったーっと言ってくれました。普段、お野菜をあまり食べない、と言っていた子はピーマンの胡麻和えや、白菜を食べてみることにしました。やっぱり苦手であったとしても挑戦して口に入れてみたことで、一つできることが増えました。さらに、まだ食べている子を待ってみんなでご馳走様をすることも新しくできたことです。調理する過程で食材の変化を見てもらいたく声をかけると、みんなすぐに見に来てくれます。お仕事をお願いすると率先してやってくれる子や、一度始めたものはきちんと最後までやりきる子ばかりでした。好奇心旺盛な子たちばかりでしたし、大きなリアクションをしてくれるので、一緒に料理をしている大人も楽しくなりました。みんなの要望により予定とは変更となった部分がありましたが、とても美味しく大成功の御膳となりました。
《アルバム》
2023.12.16の写真はこちらです。子ども達の楽しみながらも真剣な様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒ワジック教室_20231216「冬野菜たっぷり御膳②」
閲覧期限:2023年12月23日