【五感磨き遠足】卒業遠足に行きました
2024年4月1日
今日は、つくし野フィールドアスレチックで卒業遠足でした。私たちは、今日アスレチックで遊んでいた人の中でいちばん初めに遊び始め、いちばん最後まで遊んでいました。また、今日はお天気にも恵まれ、子ども達の泥だらけになってもへっちゃらで遊び続けるエネルギッシュさとピッタリの一日となりました。
《お散歩と栗拾い》
朝集合してからアスレチックが開くまで、近くの山道をお散歩することにします。一般道のすぐ隣から狭い道を進んで行くと、車の音も聞こえなくなるほどの山に続く道があります。そこでは、どんぐりや立派な切り株、さらにバラ科の木の茎などを見つけることができました。きれいなお花や大きなどんぐりがあるとすかさず報告してくれ、プレゼントしてくれることもありました。さらに道を進んで行くと辺りが開け、栗の木がたくさん生えている野原に到着します。地面にはたくさんのいが栗が落ちており、それを目にした瞬間子どもたちは栗に駆け寄り、中身が入っているのかと興味津々で見て歩き回ります。中身をみるためにはいがの部分を開けてみなくてはいけませんが、手でやるのでは痛く、靴でもメッシュになっている部分が触れてしまうとチクチクして痛いので、器用に足を使わなくてはいけませんでした。コツを掴むと、サイズの大きなものを探し出し、中身があるかどうかをそのまま見るだけでも判断している子もおり、両足を上手に使って中の部分を取り出してポケットに大切そうに入れていました。そうしていると、ポケットにも手にも溢れるくらいの栗を拾うことができました。
《池のアスレチックでびしょ濡れに!》
アスレチック場が始まる時間になり中へ入り、私たちは少し歩いて奥の方の大きな池の上に遊具があるアスレチックスポットに行きました。このアスレチック場の遊具には一つ一つ番号が付けられていますが、これを順番通りやる人が多いため、私たちは番号順には遊ばず先に空いている池のアスレチックをします。ここには、池の中にある大きな桶の中に入りロープを引っ張っていき、ゴール地点まで進むというものや、いかだをジャンプして渡るもの、空中階段のようになっている丸太を一歩ずつ歩いて進むものなどがあります。多くの子は、桶の中に入って池を進む遊具に興味を示したので、1人ずつ挑戦してみます。自分だけの力でロープを引っ張り進む姿はとても真剣な面持ちでしたが、応援やアドバイスのおかげで全員クリアすることができました。その他の遊具でも遊んでいると、池に落ちてしまい全身びしょ濡れになった子がいました。しかし、それさえも楽しみ笑顔で遊び続ける姿を見た他の子も、ここで池に落ちて濡れても大丈夫なんだ!と認識するようになり、動きがより大胆かつ積極的になりました。その後も池に落ちて濡れてしまった子がいましたが、それ以前と変わりなく遊び続け、ほとんど全ての遊具を空いているうちに挑戦することができました。
《挑戦の連続!》
池ゾーンを抜けて、次のアスレチックに向かいます。ロープに足をかけて進んでいくもの、丸太の平均台、ネットをつたって見上げるほどの高さまでのぼっていくものなどとにかく全身を目一杯使って進んでいきます。バランスをとりながら、必死に動いていくうちに、自分自身を操縦することのコツを掴めてきた様子で、大変そうに見えるものにも物おじせず果敢に挑戦していくようになりました。そんな中である子から「人間って何でもできるね!」という言葉が出てきたのが印象的でした。特に何の前触れもなく、ロープの上で突然発せられた言葉から、子ども達は常に自分なりに考えたり、感じたりしているのだということを再認識しました。
《頑張った!楽しかった!ことの絵を描こう!》
みんな次々にクリアしたので一旦休憩、おやつタイムです。沢山体を動かした後のおやつはいつも以上に美味しく感じます。そして、早速お絵描きタイムです。いつになく真剣な子どもたちは、それぞれ、頑張った時や何度も繰り返し楽しいと感じていたアスレチックを思い出しながら絵を描いていきます。一人ひとり描いている絵は異なりましたが、どの絵からもつい先ほどの子どもたちの一生懸命な表情や楽しげな様子を思い出させるような絵でした。
《アスレチックもラストスパート!》
残りのアスレチックをチャレンジしていきます。
手が届きそうで届かない綱を手繰り寄せ、グラグラした丸太を渡っていきます。子どもにとっては大人が軽々届く歩幅も体全身を使って進むので、なかなか大変だったと思いますが、誰一人弱音を吐きません。大人も手を差し伸べたくなる瞬間が続きますが、グッと堪えて子どもたちの力を信じて応援に徹します。また、本人の力だけでは難しいところでは、少しお手伝いし、果敢に挑戦していきます。子どもたちが頑張る分、1人で超えられた瞬間は子どもも大人も達成感を感じることができ、今日は何度も子どもたちと「できた!」のハイタッチをしました。新一年生の女の子は、マッスルベルをお昼前にチャレンジした際は自力でベルを鳴らすことができませんでしたが、気持ちを奮い立たせて再びチャレンジをしました。なかなかロープに足がかからず、何度も飛び乗ってはずり落ちを繰り返しながらも挑戦し続け、ついにテッペンのベルを鳴らすことができました!
《閉園ギリギリまで遊び尽くしました!》
最後は滑り台のエリアです。まずはみんな大好きフリーフォールです。一直線に落下するので、いざ滑ろうと下を見るとかなりの恐怖感が襲ってきます。上に座り、手を自分から離すのはとても勇気がいる瞬間です。周りのお友達にに応援されながら、自分で手を押し出して、滑ります。最初は表情が固く引き攣り気味だった子どもたちも滑り終わると楽しかった〜!と笑顔で、また登っていき、やはり大人気のコーナーとなりました。
そして、最後に人も少なくなってきたのでみんなで氷鬼をしました。鬼は大人2人で、真剣勝負です。すぐ捕まる子たちもいましたが、遊具や木の影に隠れて、鬼の様子を伺いながら助けられるタイミングを探します。新しいアスレチックも増え、逃げる場所も隠れる場所も増えたのでとても楽しめました。
徐々に閉園時刻が迫ってきている放送が聞こえてきますが、閉園ギリギリまで遊びます。先ほど大混雑していた池の周りも人がいなくなり、最後の貸切タイム。各々最後にやりたいアスレチックで遊んでいると、蛍の光が流れ、あっという間に閉園の時間がやってきました。
天候にも恵まれた今日は、一番乗りで入り、閉園ギリギリまで、ほとんど休憩を挟むことなく遊び尽くしました。誰1人弱音を吐くことなく、何度もチャレンジする姿、転んでも痛みをグッと堪えて顔をあげ立ち上がる姿、何とか自力でクリアしようとする姿、1日で子どもたちの取り組み方にも変化があったように思います。今日で3月も終わり、明日からはそれぞれ、新しい学年、環境での生活が始まります。今日のようにチャレンジし続ける姿勢を忘れずに、元気に新年度を過ごしていきましょう。
《アルバム》
2024.3.31の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒K&R 卒業遠足 20240331
閲覧期限:2024年4月7日