【食育・ワジック教室】春の最後は「さぁにぎやかにいただく春御膳」

2024年5月26日

今日は2歳前の小さなお友だちから7歳の小学2年生という、年齢差のあるクラスです。
まずは、今日使う食材を一つずつ観察しながら絵を描くことにします。ナスを一つずつ手に持ち、触りながらよく見て描きます。描き慣れたお兄さんたちは、そっくりに描こうとナスの光っている様子やヘタのゴツゴツした感じを一生懸命に描いていくので、それを見ながら小さなお友だちの手もどんどん動いて描いていきます。


続いて、人参、昆布、卵、イチゴと絵を描きます。昆布は乾燥したもの、出汁を取るために水に漬けたものと2回描きくらべもしました。乾いた昆布をお鍋に入れると「カラン、コロン」といい音がしたのに、水から出すと大きくてペラペラに。色も黒から緑、茶色、黄色が混ざったような色に変身していました。

絵が描けたら、お料理に移ります。まずは、ご飯を炊く準備。いつものようにお米をはかり、お米を研ぎ、水加減をみんなでやっていきます。ここで、研ぎ汁が出たので、屋上で育てているきゅうりに研ぎ汁をあげに行くことに。屋上では、1ヶ月くらい前に植えたきゅうりがスクスクと育っています。「これがきゅうりの葉っぱだよ」とお話ししながら、みんなで研ぎ汁をあげました。

さて、お教室に戻るとお料理再開、今日使う具材をどんどん切っていきます。新ジャガイモは、半分の半分の半分に。ナスは輪切りに、にんじんは半月切りに、きゅうりは薄切りに、切り方や、切るリズムを学びながら切っていきます。手を怪我しないよう、ルールも守りながら、みんな丁寧に切ることができました。

卵焼きに使う卵は1人一つずつ割ります。大きいお兄さんから順に、初めての子どもたちも真似して、ヒビが入る音を聞きながら割ることができました。卵は溶いてだし巻き卵にします。油を敷いた卵焼き器に、1人ずつ溶いた卵液を流し入れ、きれいな卵焼きができました。
いつも作っている胡麻和えは、お兄さんたちの得意料理。胡麻の擦りかたをお兄さんたちに習ってやってみます。味付けはお兄さんたちにおまかせ。茹でた人参と合えて胡麻和えの完成です。

きゅうりは塩揉みしてじゃこと合え、素揚げした新じゃがいもはタレと合え、お料理が完成してくると盛り付けもみんなでします。長い菜箸も器用に使って、小鉢に入れる物、串に刺す物、お皿に乗せる物と、きれいに食べやすく盛り付けをします。それぞれのお盆に、お箸置きとお箸を置いて、茶たくと水も準備し、暑いお椀もゆっくり運び、汁物は右に、ご飯は左にと御膳を作っていきます。
最後の仕上げに、汁物のお椀にそれぞれ鰹節を一握り入れて、ふわふわのお吸い物の完成。
みんなで座って「いただきます」


今日もよく働いて、お腹がぺこぺこの子どもたち。どんどんと箸が進みます。「みんなで作ったご飯はおいしいね」と何度も話しながら、気づけばどの子のお皿も空っぽに。ご飯一粒残さず、お茶碗もピカピカです。みんなそろって「ごちそうさま」。お腹いっぱい、今日も大満足で、子どもたちの和食好きを再確認しました。

2024.5.25の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240525_ワジック教室春⑥「さぁにぎやかにいただく春御膳」
閲覧期限:2024年6月1日

磯邊季里 @ 2024年05月26日 08:01 コメント: (0)

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