【食育・ワジック教室】夏コース第2回は「お魚丸ごと御膳」
2024年6月23日
本日のワジック教室は初参加の小学3年生に加え、年中さん2人と2歳児のという年齢差のある回でした。
《イワシの手開きに挑戦》
まずはイワシを手で開いていきます。「イワシは足がはやい」という言葉があるので、美味しくいただくために手際よく作業することを目標にします。新鮮なイワシは、触ってみると思ったより硬く、みんな興味津々にイワシの口やエラを観察をしていました。そしてさっそくイワシの開いてみます。首を曲げたり内臓を取り出したりするのに躊躇してしまう子もいれば、逆に夢中になる子、2尾目までやってくれる子など様々でした。内臓を取り外した身を水洗いしたら、みんなで背骨の位置を確認し、親指を使って背骨を剥がしました。初めての手開きにも関わらず、無駄なく身と骨を綺麗に分けることができました。
《あっという間に姿を変えるお魚たち》
次はみんなが開いたイワシをすりつぶしていきます。最年長の3年生の子にまず包丁でイワシを細かく切ってもらってから、交代ですり鉢を使って身を滑らかにしていきます。
イワシを開くときには怖がっていた子も、すり棒を手にしたらヘッチャラ!6尾分とかなりの量がありましたが、力持ちなんだと言って、すり鉢の底まで入念にすりつぶしていました。
ここで、新たなお魚として真鯛が登場!大きなお顔に大盛り上がりです。みんなで表面に塩をまんべんなく振りかけたら、アルミホイルで包み、オーブンへいってらっしゃいをしました。
《次々と作っていきます》
お魚の下処理を終えたら、ここからは分担作業!イワシのすり身をつみれにする、鶏肉をこねる、枝豆の端を切る、茄子と新蓮根を切るなどやることは山ほどあるので、やりたいこと・出来ることをどんどん見つけてお料理をしていきました。
最後にはさみ揚げに取り掛かりました。なすは帽子をかぶっているのでその部分を切ってから薄く輪切りにしていきます。色の白い新レンコンは、切ったもの同士を擦りあわせるとねばねば糸が出てくるよ、と楽しそうな3年生の子が教えてくれました。その間にこね終えた鶏肉をなすとレンコンそれぞれに挟み、サンドイッチにしました。力を入れたら挟んだお肉が出てきちゃった!と言って、力の入れ方を自分で調整し始めた2歳の子にはとても驚かされました。
無事綺麗にサンドできたら、なすは卵液をくぐらせてから揚げ物に、蓮根は米粉の衣をつけて焼いてみました。卵液を作る過程で、卵を溶きたいという2歳の子が形を崩さずにお箸をクルクルしていると、ボールを押さえてくれていた年中の子が、白身がなくなるように混ぜるんだよとアドバイス。なんでも挑戦したい!という気持ちを尊重するかのように、横取りすることなく、サポートする年中の子の姿が何回か見られました。
《美味しく出来上がり!》
いただきます!熱々の真鯛も一緒におかずも盛りだくさんです。つみれはたくさんこねたおかげで柔らかくできました。ご飯とおかずをおかわりしてみんなお腹いっぱいに。最後はお絵描きをして今回のワジック教室は終了です。
《アルバム》
2024.6.22の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240622_ワジック夏②「お魚丸ごと御膳」