【五感磨き遠足】無人島遠足へ行きました

2024年7月19日

電車で、横須賀中央駅まで行き、歩いてフェリー乗り場に向かいました。10分ほど歩くと、鼻につーんと海の匂いを感じ、海と大きな船がありました。目の先の海に大量のクラゲがぷかぷか浮いており、生きているのか死んでいるのか分からないままだったので、不思議な光景を見ることができました。

船の出航時間まで少し時間があったので、近くの公園で遊んだり、乗る黒船を絵を描くことにしました。しゃがんで地面で描くと、塀で船が見えづらくなってしまうので、立って見たら描いて、また立って見て描いてを繰り返していきます。見開きに大きく立派な黒船を描く子や、特徴を捉え1ページに丁寧に描く子など、さまざまな黒船が完成しました。

船に乗り、動き出すとゴーッと大きな音を立てながら少しずつ乗り場を離れていきます。海にいたクラゲも波に乗ってゆらゆらと船に着いてきました。真っ白の引き波をみつつ、風に吹かれること10分。緑色に覆われた山のような猿島が存在感を表しました。その頃には乗り場も小さく、海の中にそびえたつ、まさしく”無人島”に到着しました。朝1番の便に乗ったこともあり人が少なく、過ごしやすい天気でした。

早速、水着とマリンシューズに着替え、海で遊びます。しかし、今日は波が高く危険ということだったので、海にはあまり入らず貝殻集めや、石投げをして遊びました。
貝殻をたくさん集めて、貝殻で魚を書くことにします。今にも海で泳ぎ出しそうな魚や、たい焼きのような姿の魚、金魚のような魚、そしてイルカなども書き、約6匹ほどの貝殻アートが完成しました。みんなで一生懸命貝殻を集め、大きさや形の違うものをたくさん使ったことで、立体感がより出るものでした。浜辺には他にも、大量のクラゲが打ち上げられていたので、海に戻してあげることもしました。
浜辺にある石を自分たちで選び、誰が1番遠くまで投げれるかゲームもしました。自分が1番飛ばせそうと考える石だったので、軽くて小さいものを選ぶ子や、手に収まりきれないくらい大きなものを選ぼうとする子などそれぞれで戦いました。年上のお兄さんが優勢のなか、自分の順位がどのくらいなのかを気にして力いっぱい投げている子が多く、負けたくない!と全力な様子を見受けられました。

時間はあっという間に過ぎていき、お昼の時間になったので、お昼ご飯を食べることにしました。みんなで輪になって食べるお弁当はとても美味しく、会話もはずみ、あっという間に食べ終わりました。

食後は、猿島を少し探検することにしました。島の道は、人が歩けるように整備されていても、坂が急だったり滑りやすかったり、気を抜くと転びかねないような場所でしたが、大人を置いてけぼりにするほど元気いっぱい走り、道をどんどん進みます。
道の両側が葉でおおいしげっている道や、電気がなく暗い洞窟を抜けると、目の前に海が一面に広がる展望台に着きました。遠くの方に富士山が見えたり、頭上を飛ぶトンビを見たり、展望台ならではの景色を楽しむことが出来ました。また別の道を行くと今度は、海がすぐそこに広がる岩場に着きました。岩場に小さな海水の溜まり場があり、そこに小さな魚や、カニ、貝などが住んでいました。
波がすこし高く、風も吹いていて、さらに足場の悪い場所だったため、体の重心をよく考えて、次に出す足もどうするべきかをよく考えながら生き物と触れ合いました。

猿島では、ゴミの分別を徹底しており、10個ほどのゴミ箱が設置されていました。燃やせる燃やさない、という分類ではなく、紙、プラスチック、ガラス瓶、スチール缶、ペットボトルなど細かく分けられています。このゴミ箱を通して、なぜゴミを分別しなければいけないのかを学びます。例えばペットボトルの場合、みんなが着るTシャツの原料になり再利用することができます。また、アルミ缶の場合だと、リサイクルをして、猿島に渡るためのフェリーを作る材料となります。このようにして、自分の捨てたゴミがまた猿島のためになるかどうか、そして猿島をきれいに保つことができるかどうかは、きちんと分別をするかどうかと大いに関係するものと言えます。ものを大切にすること、そして分別をすることで、SDGsに繋がることを知ることが出来ました。

帰りのフェリーの時間まで、お着替えとおやつ時間にして、猿島を後にしました。
電車までの時間で、猿島でやったことを思い出しながら、クラゲで遊んだところや、探検をしたところ、猿島をフェリーから見たところなど、みんなが1番思い出に残っていること、楽しかったことを各々描きました。

気温が高く日差しも強い1日でしたが、子供たちは天気に負けないくらい強いパワーで1日遊びきりました。子供たちの首や腕の日焼けがその証です。

2024.7.19の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒K&R 無人島遠足 20240719
閲覧期限:2024年7月25日

磯邊季里 @ 2024年07月19日 20:01 コメント: (0)

0件のコメント





▲TOPへ戻る