第13回春のスキーキャンプin妙高高原四日目(最終日)
2014年4月5日
とうとう最終日を迎えたスキーキャンプ。
昨日の検定で力を出し切って、疲れも出てくるころかと思いきや、一晩ぐっすり寝れば朝から元気いっぱいです。
少しでも長くスキーがしたいという子どもたちの要望もあり、朝ご飯を1時間早めていただきました。
最後の朝ごはんをたくさん食べて、スキーの準備も万端。
スキー板のはき方にも慣れ、自分たちでどんどん準備が進められるようになりました。スキーキャンプ最後のスキーでは、全員でカプセルリフトに乗りました。お山の上からみるきれいな景色に子どもたちも、「越後富士だ!」「こんな高いところまできたの?!」と大興奮。皆で板をそろえて並び、「越後富士~」のかけ声で写真を撮りました。空気も景色も綺麗な素敵な場所でたくさんスキーできてありがとうの気持ちを込めました。
そして上から滑り始めてみると、みんなの上達ぶりにびっくり!班ごとに見事な電車を作って、右に左にターンしながら滑っていきます。3歳チームもハの字を大きくしたり、小さくしたり、止まるのだってお手のものです。転んでも、自分で立てることも増えてきました。
予想以上のスムーズな滑りで、ロッジの前まで戻ってこられたので、コーチたちから「もう1本行く?」と嬉しい質問がありました。即答で「もう1回行く!!」と返事をし、おまけの1本が滑れることになりました。
スキーを時間いっぱい楽しんだ後は、お楽しみのスノー運動会。最初のソリ競争では二つのチームに分かれて、ソリで下まで滑り、下から次の人へソリを届けるために坂を駆け足で上る競争をしました。みんなソリで上手に滑るだけでなく自分でソリを持って一生懸命走ってのぼりました!「がんばれ!がんばれ!」の声援は途切れることなく、応援にも熱が入ります。最終走者のお姉さん二人の時には応援は最高潮に。結果は同着でした。どちらのチームも頑張りました!
次はソリを標的にした雪合戦。これもまた二チームでどちらが早くソリを倒せるかの競争でした。顔くらいの大きさの雪玉を作って思いっきり力強く投げる子、小さな雪玉を丁寧にいくつも作ってお友達に渡す子、自然とそれぞれの役目を見つけ、チームの団結も高まります。ソリの標的はなかなかの強敵で、苦労してたくさん作った雪玉で時間をかけて少しずつ少しずつ倒しました。ソリが倒れた時の勝ったチームと負けたチームの「あー!!!」という声は同時で、嬉しいチームも悔しいチームも皆笑顔でスノー運動会は終わりました。
そして、ロッジまでは全員でお決まりの競争です!「よーい、どん!!」の掛け声とともに勢いよく走り出しました。ロッジ手前の大きな段差もすべり台のようにお尻で滑れば簡単です。走りにくいスキー靴でも、あっという間にゴールしてしまいました!
スキーをしている間に、ロッジの方がお布団もきれいにお片付けしてくださいました。部屋でお着替えをした後は、このロッジ・ラーでの最後のご飯です。最後のご飯はみんな大好きミートスパゲティーでした。お母さんに会う時のお洋服を汚さないように気を付けて気を付けて食べました。「おかわり!」の声があちこちから飛んできて、最後までお腹一杯食べました。
ロッジ・ラーとコーチの皆さんに「ありがとうございました!」の感謝の言葉を言って、4日間いた妙高高原から東京へと向かいました。驚いたのは、子供たちの「もう帰るの?」の言葉。お母さんに会えるのは嬉しいけど、スキーキャンプが終わるのは寂しい様子。あっという間の4日間でした。
帰りの新幹線も疲れた様子は微塵もなく皆でお菓子の時間、折り紙など思い思いに楽しみました。新幹線の中ではまだキャンプ気分だった子供たちも、東京駅に着いた途端お母さんに会えるドキドキした様子で足早にお迎えの場所に向かいます。
表彰式もあり全員スキー検定合格の結果に子供たちも喜んでお父さん、お母さんに報告している様子はとても印象的です。誰よりも一番最初に報告したい人にできて、子供たちも満足げな表情です。この4日間どんなことがあったのか皆思い思いに話しました。誰よりも心配して帰りを待っていてくれたお父さんお母さんに笑顔で「ただいま」を言えました。
このスキーキャンプでたくさんの「ありがとう」という言葉を耳にしました。ほんの少しの ことでも感謝の言葉を忘れず、遊ぶときは遊んで、一生懸命にやるときはきちんとやって、そして普段はできない仲間との共同生活で子供たちもたくさんのことを学べました。
朝から晩まで元気いっぱいの子どもたちをいつも笑顔で4日間のお世話をしてくださったロッジ・ラーの皆さん、技術の上達だけでなく、みんながスキーを大好きになれるようにご指導してくださった妙高プロスキースクールの皆さん、そしてお子さまを元気に送り出してくださったご家族の皆さん、本当にありがとうございました!