【五感磨きキャンプ】妙高生活前半第3日

2024年7月25日

昨日の快晴から一転、雨雲が広がる朝を迎えました。
子ども達は5時すぎになると誰からともなく目覚めてきます。
今朝はいもり池へのお散歩は断念し、部屋の中で朝時間を過ごします。「雨がやんだら、外に遊びにいこう」ということを全員が共通認識として持ち、常に頭の隅にいれて今出来ることに取り組みます。
朝の掃除も済ませ、お絵描きをし、朝食の準備をします。準備をしながら7時に流れる妙高市の歌をきき、「いそがなきゃ」と声をかけあっています。なぜなら、昨日の朝食の時、食事をしている間にどんどんと太陽が昇ってきて、食卓の一部の席だけお日様カンカン照りで汗だくになったのです。その後日が当たる部分が移動する様子をみて、「明日は絶対に7時30分より早く食べよう」という共通認識が出来上がりました。
雨の音が静かになったことに気がつくとすかさず窓の外を確認し、「今がチャンス!外に行こう!」と大急ぎでやっていることを終わらせます。変わりやすい山の天気が行動のリズムをつくってくれるのです。

同じ空間で生活をしていても、細かな体験はそれぞれ異なります。それなので自分が見たこと・聞いたこと・やったことを他のお友達に伝えるのがとっても大切です。一番初めに経験した子が次の子の先生になります。早起きをした子は、次に起きてきた子にやることを伝えますし、水をこぼした!という時もどうしたらよいかを知っている子が素早く動いて、台拭きや雑巾、モップをつかって対処します。成功したことも失敗したことも、誰かに伝えるという行動によって価値ある経験として蓄積されていくのです。3日目になり、子ども達同士のやりとりが盛んになっているのを感じます。受け身の姿勢から、自分から行動できるようになると、戸惑うことが減り、うまくいくことが増えていきます。

昨日市場で仕入れた魚たちは今日も大活躍です。昨日のサカンボとコチのあら汁が美味しかったのか、今朝も魚でお出汁を取りたいというリクエストがあり、急遽カナガシラの頭と尾びれでお味噌汁とつくることになりました。発泡スチロールから取り出すと全部で11尾も入っていました。頭、尾びれ、体の部品にわけて並べていきます。鱗をとると体の色が変わり、裸んぼになったようです。一尾捌き終わるたびに「残りは何匹?」「目玉の数は?」と数を確認、真ん中の身は煮つけにすることにしました。皮に包丁でバツ印をいれるのは何で?と美味しくいただくまでに沢山の学びが詰まっています。
マサバは全部で12尾。悪くなる前にお絵描きをして、捌き始めます。サバのフライ、味噌煮、塩焼き用に分けていきます。骨抜きをするときは指先のセンサーがとっても大事です。食べるときに骨がなければ大成功だね!とみんなで挑戦しました。夕飯のサバのフライは大人気で、市場に行ってよかったねとにぎやかな食卓になりました。食卓から見上げたところに飾っている魚の絵も子ども達のお気に入りになりました。

2024.7.24の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒K&R 妙高生活前半3日目_20240724
閲覧期限:2024年8月10日

磯邊季里 @ 2024年07月25日 08:39 コメント: (0)

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