【五感磨きキャンプ】妙高生活後半第5日・最終日

2024年8月21日

昨日の夜は星が見たい!ということで夕食の後にみんなで真っ暗な山道をお散歩しました。さらに暗くて空に近いところへとスキーキャンプで最後に運動会をしたゲレンデまで歩いていきました。だんだんの目が慣れてきて、見える星の数が増えていきます。七夕の頃には、はっきりと天の川を見ることができる妙高の夜空。子どもたちも「あれが天の川?」「いま流れ星が見えた!」「三角が作れた!」と星空観察を楽しみました。晴れてるから明日も真っ赤な太陽が見られるね!と明け方の空を思い描きながら眠りにつきました。
そして迎えた朝、4時30分。朝日を迎える準備万端な様子で起きてきたので、坂を上って1番よく見えそうな場所へ。先についた子が興奮した様子で「早く!早くきて!」「そこからじゃ見えてないよ!」「走って!!」ととにかくみんなを走らせます。
お家のところからも赤い太陽が少し見えているので、下にいる子たちはなんでそんなに?と?を浮かべながら上へ向かいます。
着いた瞬間、その答えがありました。真っ赤な真ん丸の太陽がまさに出てくる瞬間です。ぐんぐん上る太陽、細長い雲にかかって土星のようになったと思ったらすぐに出てきます。太陽は結構速い、光の線はよく絵で描く放射状とは違うと発見がたくさんです。何よりこの景色が見られたことが心から嬉しそうな子どもたちの表情が印象的な朝でした。

オリンピックパンを作りたい!と言っていた子どもたち。パンに何で色をつけるのがよいか考えます。食べられるもので、手に入るものということで、緑はヨモギに決定しました。朝焼けを見た後、うっそうと茂っている草の中からヨモギを収穫してお家に戻ります。
そのほかの色は、スイカ、黒胡麻、にんじん、斑尾で作ったブルーベリージャムでやってみることになりました。生地ができるたびにそれぞれ輪っかを作ります。同じ大きさの生地でも輪の形は様々。どんなオリンピックパンになるか楽しみです。

ご近所の方から山盛りの枝豆のおすそわけがありました。もちろん枝・葉っぱ・根っこ付きです。新鮮なうちにいただくために、みんなでハサミを持ってきて枝豆切り大会が始まりました。
何でもかんでも切ればよいのではなく、鞘の中で豆がぷっくり育っているものを選んで切っていきます。ざる一杯になった枝豆を子どもたちも入れるくらい巨大な寸胴鍋で一気に茹でました。

毎日少しずつ作っていた個展が完成しました。早速、お客様がいらっしゃり、絵を見てくださいました。一つ一つの絵をじっくり見てくださるので、子どもたちも自分の作品について嬉しそうに話していました。小さな絵にも大きな絵にも、描いた時の出来事や気持ちが詰まっています。絵を見ながら、次々と言葉が紡ぎだされていく様子を見ていると、長いキャンプ期間中に絵を数えきれないほど描いてきましたが、一つとして同じ作品はないのだなと実感しました。

2週間のキャンプが終わりました。はじめの数日は何もかもが初めてのことばかりだった子ども達。朝日とともに目覚め、星空と共に寝る。シンプルな生活の中で毎日沢山のことを考え、感じながら過ごしていたことでしょう。そんな中でキャンプの原動力となっていたのは、毎朝ご機嫌で「おはよう」と起きてくる子ども達の笑顔であったことに間違いありません。そしてその笑顔の中に、日々逞しさが増してくるのを感じていました。この先も、自分でワクワク楽しい1日のスタートが切っていってほしいと心から願っています。

2024.8.3-4の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒K&R 妙高生活後半5日目
アルバムはこちらから⇒K&R 妙高生活後半最終日
閲覧期限:2024年8月27日

磯邊季里 @ 2024年08月21日 05:37 コメント: (0)

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