【食育・ワジック教室】秋コース第1回は「お月見御膳」

2024年9月16日

今年のお月見は9月17日です。そこで、秋コースの第1回はまんまるお月見御膳を作りました。

献立
●羽釜ご飯
●満月のお吸い物
●まんまる鳥つくね
●かぼちゃの胡麻和え
●菊の花のお浸し
●車麩の出汁煮
●さつまいもチップス
●お月見団子
●旬の果物「梨(豊水)」

まずはお月見団子づくりです。白いぽそぽそとした白玉粉をみて、お砂糖かな?と予想します。匂いを嗅いでみるとあまり匂いはしない様子。でも袋に鼻を近づけてみると、匂いがした!甘い匂い!という声があがりました。同じものでも、どうやって嗅ぐかで感じ方にも違いがあるようです。
1人ずつボウルに白玉粉を量って、少しずつ水を加えながらこねていきます。まずは大きな1つのお団子が出来上がりました。そこから十五夜にちなんで15個の小さなお団子に分けていきます。お月見団子はパパやママにもご馳走してあげよう!ということで、小さなお団子屋さん達は「パパの分、ママの分、私の分」と丁寧に丸めていきます。美味しいものを食べてもらいたいという気持ちがこもって、形の揃った綺麗なお団子が沢山並びました。沸かしたお湯の中に入れたお団子は、しばらくするとくるくる踊りながら浮かんでくるので、網ですくって水のお風呂へ。食べる直前に半月盆に5→4→3→2→1と並べて、満月のような菊の花を飾ったら素敵なお月見団子の出来上がりです!

今日は満月にちなんで、色んな食材でまんまるを作っていきます。さつまいもはスライサーで薄切りに。まんまるにするために真っ直ぐ立てて動かすのはなかなかむずかしかったですが、何度もやるうちに綺麗なまんまるができて、嬉しそうです。
卵はお出汁にそーっと入れて、かき玉汁のようになった卵をすくいあげ、巻き簀でまいて固めました。
続いては車麩です。穴を覗いたり、匂いを確かめたりしながらハムみたい、パンかな?とまたまた想像します。水の中に浸けるとカチコチで軽かったものが、柔らかくて重たく変身しました。ちぎれないように気をつけながらギューっと水気を絞り、お出汁で煮ていきます。

まだまだ夏の暑さが残っていますが、街中でもすすきやどんぐりなど秋を感じられるものを見つけることが出来ます。そして子ども達が「どうしてたんぽぽがあるの?」と指さしたのは菊の花。茎や葉っぱがなく、花の部分だけが並んでいると確かにたんぽぽのようです。せっかくなので食用菊もお浸しにして御膳に彩りが加わりました。花びらを一枚一枚バラバラにしている時の「いい香り」が美味しそうだったのか、子ども達が躊躇なく食べていたのには驚きました。お月見団子の横にも満月のように飾り、菊の柄のお椀、箸置きも秋の花のものを選んで、秋らしい御膳が出来上がりました。

いよいよ明日が十五夜です。お月様が顔を出してくれるといいですね。

2024.9.14の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240914「まんまるお月見御膳」
閲覧期限:2024年9月22日

磯邊季里 @ 2024年09月16日 06:14 コメント: (0)

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