【食育・ワジック教室】第2回は和風あんかけハンバーグ御膳を作りました。

2024年9月29日

秋コース第2回は触覚をテーマとし、初参加の2歳の子をはじめ7人で、和風あんかけハンバーグ御膳を作りました。

献立
●あぐー豚の和風あんかけハンバーグ
●秋野菜のせいろ蒸し
●はなびら茸の胡麻和え
●しめじと小松菜の卵とじ
●羽釜ご飯
●旬の果物「シャインマスカット」

まずお出汁とお米の準備から始まります。
昆布の匂いをクンクン嗅いでから、どんな硬さ?手で折れるかな?と感触を確かめていきました。手で開ける硬さであること、開くといい匂いが増すことに気がつきました。
お米は、まず綺麗なお水を吸い込ませてからぎゅっぎゅっと順番に研いでいきます。自分が研がないときも、お友達の動きをじーっと見て観察している子どもたちはとても可愛らしかったです。

次にハンバーグ作りに取り掛かりました。どうしても「ハンバーガー」に脳内変換してしまう子どもたちでしたが、いざお肉が目の前に登場すると興味津々。袋の上からひき肉を触りながら、何のお肉か予想しました。ほとんどの子がお肉を触ることに抵抗を示さず、指で押すと形が変わる面白さに1人が気づいてから、それに釣られてみんなで触りながら「冷た〜い」「プニプニ」「押すと血が出てきた」と感想を口に出していました。
卵割りでは、数回叩いて音が変わったら割っていい合図であることをここ数回のお教室でみんな覚えた様子でした。過剰に叩いたり、反対に無理やり穴を開けたりすることなく、スムーズに卵を割れていることに驚かされました。
最後に加えるおからを触ってみると、フワフワで気持ちいい!という子や 様々な反応が見られました。

ボールもりもりになった全部の具材を今日の1番年上の年中さんが、早く〜!早くお団子したい!とみんなに急かされる中、手を大きく動かして上手に混ぜてくれました。そんな生地をみんなで分けたら、こねて成形していきます。前回のお月見団子でこねることが好きになった子は、両手で力強く捏ねられたので、あっという間にフワフワ生地になり、色も薄ピンクから白に変わりました。その子のプロのような手つきにみんなも触発されて、生地の表面だけを触って遠慮がちだった子も両手でこねられるようになりました。
まだ丸め方をレクチャーされていないうちに、お団子にしてみんなに見せてくれたのが、なんと初参加の2歳さん。その子を皮切りに生地を丸めていきます。生地の水分が多く、また手のひらが小さい子どもにとっては難しい作業です。ですがここのお教室で何回もお団子づくりを経験して、はじめは生地を四方八方に飛ばしてしまっていたり、生地が指の間からはみ出して丸い形にできず潰してしまったりしていた子も、手を少し丸めてコロコロする方法を身につけていました。どんどんハンバーグがこねあがっていくことに嬉しそうな子どもたちでした。

ハンバーグの下準備を終え、よく手を洗ったところでお絵描きをしました。自分で作ったお団子や、これから調理するお野菜を本物そっくりに描いていきます。よく知らないお野菜も、この時間で色や形などの特徴を捉えることができ、子どもたちにとって身近な存在になったようでした。

絵を描き終えたら、ここからは分担作業。年少さん以下のチームはお野菜担当として、きのこを手で裂いたり、モロッコいんげんの端を切ったり、茹で上がったものを団扇で仰いだりと大忙し。茹でたお野菜を一口大に切ったら、紙を敷いたせいろにパズルのように並べていきました。綺麗に並べられて、きちんと蓋が閉まったときには嬉しそうな表情を見せてくれました。
一方年中さんチームは、胡麻和えの味付けとお出汁取りという難しい役割を担当してもらいました。完成した味付けをお味見した2歳さんが大さじで食べてしまうハプニングもありましたが、それだけ味付けが完璧だったということをみんな理解し、美味しくて食べちゃうよねと共感のムードが漂う和やかな教室でした。

全てのお料理が完成し、配膳が完了したら、みんなでいただきますをします。ハンバーグはお出汁の餡掛け、蒸したお野菜もそのままで特に味付けしませんでしたが、子どもたちは素材の味を楽しんでいる様子でした。自分でお箸を使ってハンバーグを切ったり、小さい器から胡麻和えを掴んだり、綺麗に食事している姿に成長を感じました。今回もおかわり続出で、ごちそうさまをしても食べ続けるみんなに、思わず笑ってしまう大人たちでした!

2024.9.28の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20240928「和風あんかけハンバーグ御膳」
閲覧期限:2024年10月5日

磯邊季里 @ 2024年09月29日 15:12 コメント: (0)

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