春さがし遠足

2014年4月5日

春さがし遠足は、前日からの雨は上がりましたが、どんよりとした曇り空の下で集合となりました。乗り物を使わず、みんなの足だけで多摩川や公園を散策する予定でしたが、行先を変更し、綱島公園に向かいました。
公園に向かうまでの最後の道は長い上り坂です。先頭の小さい子たちも、後ろからのお兄さん、お姉さんの「あと少し!がんばれ!」の声に後押しされ、登り切りました。

まずは公園の隣にある小さな神社で朝のご挨拶です。一周ぐるりと回ってみると、ここにもお花が咲いていて、春の訪れを感じました。

公園に入り、奥へ奥へと進んでいくと、桜の木が並ぶ広場に到着しました。みんなでどの木にしようか相談し、一番きれいな木の下にシートを広げました。荷物を置くと早速お絵かきタイムです。上を見上げて桜の木を大きくかいたり、広場全体の桜が並ぶ様子をかいたり、散ってくる桜の花びらを貼ってみたりと同じ場所で描いていても、見ている景色はさまざま。十人十色の絵ができました。

広場の奥に、みんなが、絵を描いているときからずっと気になっている建物がありました。頑丈そうな太い丸太で作られた大きなログハウスです。外にはターザンロープもあって、子どもたちのワクワクが表情から見てとれました。
裸足になって中に入ると、ログハウス自体が大きなアスレチックになっています。木の登り棒や張りめぐらされたネット、ぐるぐる回るすべり台、地下の迷路など楽しそうなところばかり。朝1番、貸し切り状態の中、子どももスタッフも全員で鬼ごっこが始まりました!
どこに誰がいるのか分からないので、「鬼だれ?」「どこにいる?」「わー、きた!逃げて!!」など声の掛け合いが重要です。

大興奮で、走り回り気が付けば全員汗だくになっていました。外に出てみると、雲の切れ間から青空が見えてきていました。
次は、公園の中を散策します。
きれいな花が咲いているなか、発見したのが「よもぎ」と「のびる」です。お団子などに使われる「よもぎ」や普段食べているネギによく似た「のびる」がまさか公園にあるなんて!と驚きながらも興味津々です。「これ本当に食べられる?」と袋を片手に収穫がスタートしました。小学生を筆頭に、よく育っているのを判別しながらいっぱい集めました。「のびる」は表面の部分を剥いてちょっと味見もしてみました。「ネギの味!おいしい!」とすっかりお気に入りに。
他にも、倒れている木の皮をめくってみると中に見たことがないくらいたくさんのアリが隠れているのも発見しました。
普段なら、通り過ぎてしまう道の脇にもたくさんの春が隠れていました。

朝から走り回って、歩き回ってとノンストップだったのでお腹もペコペコです。お昼ご飯もあっという間に完食し、次は何をして遊ぼうかとキョロキョロ。
もう空には雲一つなくなっていました。子どもたちの元気で雲も吹き飛んでいったようです。
その後も広場で縄跳びをしたり、鬼ごっこをしたり思いきり体を動かしたので、そろそろ疲れたという声があるかな?と思っていると、「最後にもう一回ログハウスで遊びたい!」とリクエストが。子どもたちの元気は無限大のようです!
時間いっぱいまで遊びつくして、お母さまたちの待つ多摩川駅まで戻りました。
お母さまたちに「のびるはネギと同じ味で、食べられるんだよ」など話すと、思いがけない報告にお母さまたちもびっくりでした。

磯邊季里 @ 2014年04月05日 14:20 コメント: (0)

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