【食育・ワジック教室】冬コースは大根まるごと御膳で始まりました。
2024年12月10日
2024年・2025年冬コースの第1回を迎えました。今回は先週収穫した大根をまるごと使ってお料理をしました。
献立
●羽釜ご飯
●大根のお味噌汁
●大根の胡麻和え
●きんぴら大根
●大根と桜エビの和え物
●ふろふき大根
●出汁巻き玉子
《基本の準備》
まずは和食に必須のお米研ぎと出汁をとる作業からはじめていきます。今年田植え・稲刈りをしたお米がようやく精米されて届いたので、自分たちで育てた新米「てんこもり」をいただきます。
洗っていてもなんだかお米の粒が手にしっとりくっついてくるような気がします。天日干しした新米は市販のお米に比べて水分量が多いので、いつもよりも少ないお水で炊いていきます。
お出汁は今回も昆布と鰹節の合わせ出汁です。まずは昆布をお水の中につけ、大きく広がるまで待ちます。2歳の子も昆布と鰹節をまとめておいてある中から、昆布だけを選んで入れることが出来ました。昆布を火にかけ、取り出したら鰹節を静かに沈めていきます。お出汁がとれたら早速お味見をして、今日も美味しいお出汁が取れていることを確認しました。
《色々大根》
一言で大根と言っても色々です。大きさも違えば、形もばらばら。畑からやってきたのでもちろん土も沢山ついています。たわしでゴシゴシきれいにしてあげると真っ白のからだに変身しました。皮をむいたのをおもむろに輪切りの大根の上に置いてみた子が手を離すと見事に大根の虹がかかりました。大人だけでお料理をしているときには出てこない発想でした。
《葉っぱ・皮も全部いただきます》
きれいに洗った大根を部位ごとに切り分けていきます。輪切りにした大根は皮をむいて、お米のとぎ汁で柔らかく下茹で、皮は短冊切りに、葉っぱはみじん切りにして塩で揉み揉み。1つのお野菜から沢山のお料理に変身できそうです。胡麻も擂って、子ども達の大好物の胡麻和えも今日は大根で作ってみることにしました。大根は捨てるところのない万能野菜。食材を大切にいただくということが実際にお料理していくと良く分かります。ふろふき大根、胡麻和え、味噌汁、きんぴら、箸休めの和え物と5品の大根料理が出来上がりました。
《食材に親しみをもつ》
大根、白菜など食材のお絵描きも自分たちがいただくものに親しみをもつ大切な時間です。畑で収穫してきたものなので、形が不ぞろいで面白さが倍増です。足と手がはえたように分かれている大根に顔をつけてみたり、食べてしまう前に手で触れて、よく観察してみると様々な発見があり、子どもたちの興味が広がっていくのを感じます。顔がつけた大根で子ども達同士がおしゃべりをしている姿はとても微笑ましく、またそれぞれの食材を大切に扱おうという気持ちが伝わってきた瞬間でした。
《アルバム》
2024.12.7の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20241207「大根丸ごと御膳」