【食育・ワジック教室】2025年も賑やかに始まりました!

2025年1月12日

2025年初回のワジックは日本のお正月の御膳を作りました。

献立
●羽釜ご飯「てんこもり」
●正月椀
●お節(紅白なます・黒豆・蒲鉾)
●お煮しめ
●鰯の照り煮
●鰯のつみれ団子
●旬の果物「りんご」

まずは時間がかかる煮物から取り掛かります。にんじんの赤と大根の白で“紅白”を表現します。お鍋の中で食材が綺麗に見えるようにスペースを分けて置いていきます。

次はお姉さんチームとお兄さん、3歳さんチームに分かれて食材を切っていきます。お姉さんチームはねぎのみじん切りとかぶを担当してくれました。包丁の持ち方を工夫してねぎを素早く細かく切ってくれました。かぶは8等分にするのですが、丸いかぶをどうすれば等分にできるのか、試行錯誤していました。お兄さん、3歳さんチームはまず黒豆を爪楊枝にさすことから始めます。お豆の向きに気をつけて縦にして刺していきます。お豆のあとはお豆腐を切ったり、かまぼこを板から外して綺麗に飾りを作ったりしました。

今回の献立にもともとは予定していなかった鰯。漁船が鰯の重さに耐えきれず転覆してしまったとニュースになる程、今大漁に獲れているそうです。旬なもの、身近なものをいただくというのも食材を美味しくいただく基本ですので、手開きにも挑戦し2品作ることにしました。
まずはお姉さんチームがねぎに目をやられ、涙を流しながらも切ってくれたねぎのみじん切りを使って鰯のつみれを作りました。すり身が飛び散らないように気をつけながらすり鉢とすりこぎで調味料を混ぜ、交代でお団子を作ります。お団子は油で揚げて、串に刺します。油で揚げていると部屋中にいい音と香りが広がり、お腹が空いてきました。
次は鰯を手開きしました。手の感覚を研ぎ澄ましてお腹を開けたり、背骨をとったり、内臓を取っていきます。「鰯って魚へんに弱いって書くんだよ」や鰯の泳ぐスピードについて話してくれたりして、みんなの知識の高さに驚かされました。食べてしまう前に、鰯のスケッチもしました。今回は画伯がいっぱいいて、形や色の使い方など繊細で本物そっくりの鰯、ユーモア溢れた絵が完成していました。

最後に長生きを象徴する亀と鶴が描かれた正月椀に盛り付けをしていきます。先生が作ったお手本にならって順番を考えて行います。こうでなければいけない!というわけではありませんが、子ども達は今選択肢の幅を広げている最中ですから、今回はこうしてみよう!と真似して同じようにやってみることも大切な経験です。お煮しめを盛り付けるときも鍋に入れた時と同じようにそれぞれの素材ごとに丁寧な作業ぶりでした。紅白なますを盛り付けてくれた小学生は、お手本をみせると「分かった!いくらは4粒!任せて!」と綺麗な小鉢が仕上がっていました。

 配膳をし、できたお料理を並べたらいただきますをしていきます!お正月をお祝いするような色鮮やかな食卓になりました。こども達は盛り付けを頑張ったおかげでご飯が美味しそうに見える!とたくさん食べていました。それぞれ気に入った料理をみつけてたくさんおかわりしてごちそうさまをしました。

2025.1.11の写真はこちらです。子ども達の楽しそうな様子を感じてください。
アルバムはこちらから⇒20250111「お正月の締めくくり」

磯邊季里 @ 2025年01月12日 16:56 コメント: (0)

0件のコメント





▲TOPへ戻る