<こひつじかい>たけのこ掘り遠足
2014年5月2日
4月29日 昭和の日。
天気が心配されていましたが、晴れて欲しいね!と子供たちとお願いしながら神奈川県の秦野へ向けて出発しました。
今日は春の味覚の代表であるタケノコを自分達で掘りに行きます。小学生や年長さんは今までに経験してはいますが、初めての子供も多く、タケノコはどのように生えているのか、本当に竹の子供なの?と気になっているようでした。
到着するとタケノコが生えている竹林に行くまでの道で、菖蒲の花を見たり、まだ実がなっていない柿の木を見つけたり、畑仕事をしている方に声をかけたりしました。
なかでもネギの先っぽについているネギボウズにはみんなもびっくり。スーパーで売られているネギにはもちろんついていません。なんでついているの?あれなんだろう?ネギなの?と普段見る姿とは違う自然の野菜に驚いているようでした。他にもえんどうまめや大根の花、お花見遠足で見つけたノビルにもネギボウズがついていたりと沢山の発見がありました。
そして竹林が近づくにつれてなにかニオイがしてきました。皆が口々にくさい!と言っています。理由はおいしい野菜を育てるための牛のふんからできた肥料です。近くには牛舎もあり、乳牛たちが子供を歓迎するかのようにモーモーと鳴いていました。
そしていよいよ竹林に到着!さっそく竹林を走り回り自分達で掘るタケノコを探し始めます。
美味しいタケノコを見つけるのはなかなか大変です。大人の竹は見えるところに沢山生えているのに、竹の子供は落ち葉の下に隠れているからです。
そしてタケノコを探しているとなんとマムシが!都会では見ることのできない珍しい生き物に目を丸くしながら興奮している子やこわいと言っている子がいました。
最初は子供の背丈ほど伸びたタケノコを見つけて掘ろうとしていましたが、大きいのはあまり美味しくないと言われると、食欲に火がついたのか子供達は美味しそうな赤ちゃんタケノコを次々に見つけ始めました!
沢山のタケノコを見つけた後はそれを、クワやシャベルを使って土から掘り出します。
しかしそれがなかなか一苦労。大人が掘っても大変ですが、美味しいタケノコを求めて必死に汗だくになりながら土をかきだしていました。
一回コツを覚えるとみんな次々に掘り出し、袋には沢山のタケノコが入りました。
お弁当の時間には、採れたてのタケノコを茹でで下さり、子供達はあっと言う間に平らげていました。
美味しいご飯を食べた後は自分達で掘ったタケノコや竹林の絵を描きます。
調理される前のタケノコは茶色い皮に産毛や泥がたっぷりついていたので、普段とは違う姿をそれぞれ思い思いに描いていました。
絵を書いたあとは竹を使った弓矢作りです。
現地の方がナタで竹を細く割いたものに自分達で紐を結びつけ、竹でつくった矢を飛ばしました。
誰が一番遠くまで飛ばせるか競争しているところで雨がポツポツと降り始めました。
そろそろ帰る時間だったのでギリギリまで天気がもって本当に良かったです。
普段スーパーや食卓で目にするカタチと違う本来のタケノコや野菜の姿を知ったり、竹林を走り回って楽しんだ一日でした。