<こひつじかい>お茶摘み遠足
2014年5月17日
5月17日土曜日
今日は快晴のもと、お茶摘みをするため神奈川県の秦野へ向かいました。
茶畑までは電車やバスを乗り継ぎながら向かいます。途中で乗った電車は先頭車両だったので、運転手さんと同じ風景を見ながら通り過ぎる踏切の数を数えている子がいました。
羊の数を数えるように線路が1つ、2つ、3つ、と数えていき、今の線路100個目だよ!と言われた時にはびっくりしました。
電車からバスに乗り換えて茶畑に一番近い停留所に着くと、そこからは横に清流が流れる道を2キロほど歩いていきます。
周辺にはジャガイモやネギが育っている畑や柿の木などがあり、足元には野草が沢山生えています。子ども達は口々に「これノビルだ!」「こっちはヨモギかな?」など今までの遠足でも見つけてきた野草を探したり、冷たい川の水を触ったりしていました。
しばらくすると山の斜面に茶畑の棚が見えてきました。
到着して歩いてきた道のりを振り返ると景色がとても良く、秦野の街を一望することが出来ました。
そして、お茶はどこにあるのかなと探している子がいます。農家の方に茶畑や茶葉の摘み方を教えてもらうとさっそくお茶摘みの始まりです!お茶の葉は渋みがない若芽が美味しいので、まだ葉の開ききっていない先端の葉を摘み取りました。
三人一組のチームになり、摘み取ったお茶の葉をどんどんと籠に入れていきました。しばらくすると籠の中は鮮やかな黄緑色の茶葉で一杯になったので、茶畑の横にシートを敷きお弁当を食べました。
みんながお弁当を食べているとお茶農家の方がその場でお茶の葉のてんぷらとお茶の葉ピザ、そして摘み立てのお茶の葉から作った緑茶を作ってくださりました。てんぷらはサクサクとした触感と茶葉の香りが食欲をそそり、ピザはバジルの代わりに茶葉を使ったオリジナルマル茶リータです。どちらもお茶の香りがとても良く、子ども達からも大人気でした。摘み立ての葉で淹れたお茶は渋みもあり、普段口にしているお茶よりも香りと風味が強いので子ども達には苦かったようです。
美味しいお昼ご飯でお腹いっぱいになった後はお茶摘みをしている姿や茶畑の絵を書きました。
絵を描き終えると茶畑の隣にある沢でカニを探しました。この沢は綺麗な水なのでわさびが生えており、その葉を食べに沢ガニが集まってきます。石をひっくり返したり、隙間に隠れているカニを見つけて沢遊びを楽しみました。
動き回っているとお腹が空いてきたのでおやつの時間ですが、今日のおやつはなんと流しそうめんです!大きな竹と綺麗で冷たい沢の水を使って農家の方が次々にそうめんを流してくださります。子ども達は沢の木陰で涼みながら冷たくて美味しいそうめんを美味しそうに頬張っていました。
その後は茶畑の隣にある工場へ行き、畑で摘んだ茶葉がどのようにして加工されるかを見学しました。生の茶葉を蒸したり揉んだりしながら水分を抜き取ることで香りを引き出し、5時間ほどかけて重さが5分の1になるそうです。子ども達は機械に興味津々で、背伸びをしながら作業を見学していました。そして同じ茶葉でも作業工程の違いで緑茶や紅茶、烏龍茶が出来ることを知って、皆驚いていました。
見学をしているとあっという間に帰る時間になったので、自分で摘んだお茶の葉や沢ガニをお土産に東京へ戻りました。