<こひつじかい>田植え遠足

2014年6月10日

6月8日の日曜日に田植え遠足に行ってきました。
連日続いていた豪雨で、当日の朝まで実施出来るかハラハラしましたが、雨雲もなくなり、予定通り開催することに。
子どもたちもお天気に関係なく元気な姿で集まってきました。電車を乗り継ぎ1時間ほどで海老名駅に到着しました。電車の中でも「あとどれくらいで着く?」と聞いたり、空のペットボトル片手にカエルを捕まえると意気込んだりと、ワクワクした様子でした。
さらにバスと歩きで目的地の田んぼを目指しました。田んぼに行く途中、タケノコを見つけたり、めずらしい植物や虫などを見つけ、豊かな自然を子ども達も興味深く観察していました。田んぼに着くとズボンをまくって準備を整えます。準備ができた人から、稲の苗を渡されました。受け取った苗を大事に持ち、田んぼの中へ入ります。
最初はどろに足が埋まっていく感覚を怖がる子もいましたが、「チョコレートのお風呂みたい!」という誰かの声であっという間に笑顔になりました。
苗の植え方をみんな真剣に聞き、いよいよ田植えの始まりです。

空いているスペースに勝手に植えるのではなく、全員で横一列に並び、自分の担当の列にまっすぐ植えていきます。不安定な足場のなか、後ろ向きに一歩ずつ進むのは子ども達にとってなかなか大変な作業です。途中何度も何度も尻餅をついては立ち上がりを繰り返して、洋服はあっという間に泥だらけになりました。それでも、どこに立てば植えやすいのか、稲の苗をしっかりと立てて植えるにはどうしたらよいのかなど、工夫しながら夢中で取り組み、ふと顔を上げると今まで植えてきた苗がきれいに列をなして一面に広がっていました。

頑張った証の泥んこの服から着替える作業がまたまた難関です。重たく、体に張りついた洋服を脱いで、冷たい湧き水で体を洗い、大急ぎで着替えを済ませました。

全身を使い、たくさん苗を植えた子ども達はお腹ペコペコ。お母様が作ってくださったおいしいお弁当をいっぱい食べ、その後、田植えの様子をお絵かきしました。田植えの様子だけではなく田んぼにいたアメンボや鳥を描く子どもや、たくさんの色を使い鮮やかに仕上げる子どももいました。みんなそれぞれの田植えを思い出し、上手に描くことができました。

疲れ知らずの子どもたちはお絵かきを終えると近くにあった池に走っていきみんなで遊びました。池には大きな鯉がいたり、池の近くにウメが落ちていたり子ども達はたくさんの発見をしました。

帰りのバスや電車も捕まえたカエルを観察したり、田植えについて話したりと、元気いっぱいでした。最後は解散する駅の長い階段をみんなで駆け上がり、あいさつをして、お迎えに来ていただいたお母様やお父様のもとに帰りました。とにかく子ども達は最後まで元気いっぱいでした。普段当たり前のように食べているお米を自分たちの手で田植えをすることで、食べ物の大切さを身をもって実感できました。自分たちで植えた苗がどのようになるのか、収穫の秋が今から楽しみです。

最後に、直前の様々な変更にも迅速にご対応いただき、お子さまたちを送り出してくださった保護者の皆さま、どうもありがとうございました。

磯邊季里 @ 2014年06月10日 22:34 コメント: (0)

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