<こひつじかい>箱根遠足に行ってきました!
2014年8月28日
夏とは思えないくらいの涼しさが続く中、8月28日に箱根遠足に行ってまいりました。
朝一番のロマンスカー「はこね1号」に乗るために、子供たちは朝早く新宿駅に集合しました。この日はお天気も良くなく季節外れの涼しさでしたが、子供たちは元気いっぱいでした。お父様とお母様に行って来ますのハグをし、ロマンスカーに乗り込み、見えなくなるまで手を振りました。
車内ではロマンスカーの絵を描きました。窓はどういう形をしているのかな?運転席の周りには何があるかな?とじっくり観察をしながら描きます。すると車掌さんが来てくださり、描きあげた絵を車掌さんにみせると、合格の証に乗車記念カードをいただきました。
絵を描き終えると窓越しに雲海が広がるのを眺め、少しずつ増えてゆく緑や周りの電車を見て、「次はあの電車に乗りたい!」などの声が聞こえてきます。
1時間30分ほどで箱根湯本に到着しました。向かいのホームの電車に乗り換え2駅先の風祭駅にある「鈴廣かまぼこの里」へ向かいます。
到着後すぐに手を洗い、エプロンをしたらさっそくかまぼこ作り開始です。作業台の上に並べられた包丁と魚のすりみを前に、子供たちは「どうやって作るのだろう?」と不思議そうな表情。でも大丈夫、かまぼこ作りの先生が丁寧に作り方を教えてくださります。作り方を聞いたらさっそく一人一人作り始めます。どうやったらきれいなかまぼこの形になるかを必死に考えながら手を動かします。きれいにできたかな?子供たちには少し難しかったようで、ボコボコのかまぼこもありましたが皆がんばりました。続いてちくわ作りです。手を濡らし棒に魚のすりみを巻きつけるだけなので、かまぼこよりは簡単に作れました。
作り終えた後は休む間もなくかまぼこ作りの絵を描きます。かまぼこはどんな形だったかな?色はどんなだったかな?と楽しかったかまぼこ作りを絵に記します。絵を描いているうちにちくわが焼きあがりました。出来立てのちくわをいただきます。味はもちろん最高!自分でがんばって作ったぶん、いつもよりおいしく感じます。
次は年長さん、年中さん、年少さんのチームに分かれての板積み選手権です。一番高く積んだチームの勝ちということで、ハラハラドキドキしながら対戦!どうすれば高く積めるか考えながら積みます。チーム戦ということもあり、お互いで協力しあいながら行いました。一番高く積むことの出来た年長さんは自分たちの背丈よりも高く積むことができました。
かまぼこソムリエの資格にも挑戦しました。3種類の硬さの違うかまぼこを食べ比べます。なかなか難しいソムリエの試験に苦戦しながら、ソムリエの資格をいただきました。資格をもらったソムリエたちは様々なかまぼこを試食しました。
お昼ご飯を外のベンチでいただきます。お母様方が作ってくださったおいしいごはんに笑みがあふれます。ご飯を食べ終わると休憩する間もなく外を走り回り、かまぼこ工場内のアスレチックでたくさん遊びました。
たくさん遊んだあとは一つとなりの駅にある生命の森地球博物館へ向かいます。博物館では大きな恐竜の骨が出迎えてくれます。中には熊やアライグマの剥製があり、あまりの大きさに子供たちは目を丸くしていました。記念のスタンプを押すこともできました。
楽しい時間はあっという間に終わり、お母様方のもとへ帰る時間になり、箱根湯本まで戻り急いでロマンスカーに乗り込み新宿へ向かいました。電車内では疲れた子もいて、ぐっすりとお休みしていました。
今回の箱根遠足では年長さんが年中さん、年少さんを整列させ移動させる場面が多く見られました。一番年上の年長さんが責任をもって年下の子の面倒を見るということは日頃味わうことのない責任感を実感できる機会です。さらに、今回はこひつじかいの卒業生である小学6年生が来てくれ、本当に優しく、ときに厳しく、面倒を見てくれました。6年生リーダーの「ハードルを下げないで、やりたいという気持ちでがんばること」という言葉を、みんな大切にしていってほしいと願います。
今回上手にかまぼこを作れた子も作れなかった子も、来年はもっと上手になってやる!という思いを抱いてくれればと思います。
今日の箱根遠足は日本文化を愉しみ、伝統文化を愉しむことができた遠足でした。