<こひつじかい>大蛇祭り遠足
2014年9月20日
9月13日に奥沢神社の大蛇祭り遠足を行いました。この日はよく晴れて、まさに遠足日和でした。朝8時に田園調布駅に集合し、お見送りに来て下さったお父様やお母様にごあいさつをしていざ出発です。今回の遠足は電車やバスを使わずにすべて自分たちの足で移動したので、街を歩くことで様々な発見がありました。
会場となる奥沢神社に向かう途中、商店街ではお豆腐屋さんにお邪魔しました。そこで子ども達は大きなお鍋に入ったたくさんのお豆腐や、お店の方は朝3時に起きることにとても驚いていました。お店の方が揚げたての油揚げやお豆腐をくださり、子ども達は笑顔でいただきました。特に揚げたての油揚げは普段なかなか食べる機会がなく、サクサクとしてとてもおいしかったです。
次は床屋さんに行きました。床屋さんの前にある赤と青と白が回っているものは何を表しているかみんなで考えました。色々な意見が飛び交う中、お店の方が、包帯と静脈と動脈を表していることを教えて下さりました。少し難しい内容でしたが、手首に流れている青い血管を見ると、子ども達も納得の表情でした。
その後、お祭りで使われるお神輿をお絵描きしました。立体的で複雑な作りに子ども達は苦戦しましたが、お神輿の鮮やかさやてっぺんの鳳凰など、細部を上手に表現できました。
お絵描きを終えると再び歩き、奥沢神社に到着しました。すぐに事前に自分たちで作ったはっぴや地下足袋を身に着け、ねじり鉢巻きをしてお祭りの準備を整えました。お神輿や迫力ある大蛇が出発すると、それに続いて「わっしょい、わっしょい!」と大きな声で街を歩きました。
途中でお神輿の列を抜けて体操もしました。普段通りに手を伸ばすことなどに気を付けながら丁寧に取り組みました。体操を終えると再びお神輿に合流して、奥沢神社に無事到着しました。
たくさん歩き、体操をしてきた子どもたちはお腹ぺこぺこです。お母様が作ってくださった美味しいお弁当を神社の中でいただきました。たくさん体を動かして食べるお弁当の味は格別でした。お弁当を食べ終わると神社で行われていた笛太鼓の演奏を聴き、その様子を絵に描きましました。きれいな笛の音色や豪快な太鼓の音に子どもたちは興味深く聴き入っていました。また、お囃子のリズムに合わせてとても楽しそうに踊っている年少さんもいました。
その後、お父様やお母様にいただいた500円のお小遣いを握りしめ、お祭りの縁日に行きました。射的や金魚すくい、チョコバナナなどたくさんのお店があり子ども達はそれぞれ好きなことをして楽しみます。お祭りの縁日の他にも、地域の方々がご好意でやってくださるかき氷屋さんやポップコーン屋さん、輪投げなども楽しませていただきました。どのゲームで遊ぼうか、考えて列に並びまず。たくさんやりたいものがあると、あっちに行ってみたりこっちに行ってみたりと動き回ってしまいがちですが、「これ!」と決めたものに熱中して取り組むことがとっても大切です。結果、景品をゲットすることが出来た子もいました。
最後には、お練り歩きを終えた大蛇が戻ってきたので、みんなで金や銀の飾りを巻き付けて大蛇を素敵にお化粧してあげました。
今回の遠足では、子ども達はただお祭りを楽しむだけではなく、地域の方々が伝統のあるお祭りを大切に守り受け継いでいること、皆で協力して一つのものを作りあげることの大切さを学ぶことができたと思います。