ピンクリボンフェスタにてパターンブロックのイベントを行いました
2014年9月21日
秋の清々しい気候の中、ハウスクエア横浜にてピンクリボフェスタが開催されました。こひつじかいでは、パターンブロックのブースを設置し、午前の部・午後の部計2回のイベントをおこないました。幼稚園入園前から小学校4年生までの幅広い世代の沢山の子どもたちが、『遊びながら学ぶパターンブロック』に夢中になりました。
さあ、早速机に並べられたブロックを色ごとに分けてみます。ひとつのタッパーに入った色とりどりのブロックをお友達と協力して分けていきます。「青はぼくのとこに」「赤はこっちだよ」「黄色はこんなにのこっているよ」と大きく声をかけあい協力する姿は微笑ましいものです。
磯邊先生は子どもたちと一緒に『はらぺこあおむし』をモチーフにした絵にブロックを並べてゆきます。「赤色の食べ物はどんなものがありますか?」「いちご」「パプリカ」「お肉」・・・・。あおむしは食べ物の色にどんどん染まってゆきます。子どもたちの口からは、思った以上に沢山の食材が飛び出してきます。あおむしに並べたブロックは黄、赤、青と積み重ねてゆくに連れ、壮大な作品に仕上がってゆきます。
次は自分のブロックだけをつかって、好きな形をつくります。お城をつくる子や、細く高く積み上げる子、ただ積み上げるだけではなく素敵な模様をブロックで表現する子もいました。ある姉妹は、赤い橋や様々な色のブロックを丁寧に積み上げた、たかーい煙突をつくりました。ある男の子は今日の日付を「921」とブロックでつくりました。しかし、これでは「がつ」と「にち」が抜けていると男の子はいいます。なんと平仮名までブロックでつくってしまいました。
次は、ブロックをとにかく高く積んでいきます。どうやったら高く積めるか、それぞれが考えながら手をすすめていることがよくわかります。同じ大きさのブロックを使いまっすぐに積みあげる子、土台を大きくしてとても安定した地盤を築く子もいました。一人一人が自分のやり方で、大人では思いつかないような方法で次々に積み上げてゆきます。
私達は1枚の紙を用意しました。その紙には、ピーマン、包丁、鉛筆、バナナなど多種多様な絵が書かれています。そこで先生から「切るものの上に黄色いブロックを置いてください」「文房具の上に青いブロックを置いてください」といった質問が飛び出しました。どれだろう、どれだろう、子どもたちは今までの自分の経験の記憶をたどり答えを導いていきます。物の名前を知って、それがどういう性質なのかを理解していないと解けない問題です。今日のプログラムで特に、難しかった問題でした。
最後に、黄色いマットの上に大量のパターンブロックを用意しました。目一杯のブロックを使用したなが~い壁や豪華なお城をつくりました。あるご家族では3人兄弟全員で誰が一番高く積めるか、という兄弟対決がはじまりました。何にもとらわれずにこんなにたくさんのブロックを使って遊べることは子どもたちにとって夢の様な体験だと思います。思い切りはしゃいだあとはものすごいスピードでお片づけ!パターンブロックは片付けだって楽しくできることを子どもたちは教えてくれました。
先生はイベント中、子どもたちのつくっている作品についてじっくりと聞いてまわります。すると、子どもたちは、にこにこお話をしながら、ブロックを積み上げてゆきます。楽しくパターンブロックを積んでいると、作品もみるみる楽しいものに変わってゆきます。
最初は恐る恐るブースに入ってきた子どもたちも、ブロックで遊んだあとは笑い声が絶えませんでした。『かけ算』『分数』『図形の拡大・縮小』『図形の分解』など、小学生がつまづきやすい算数の概念。子どもたちが遊んでいる内に、それらを自然に身につけていることに気づいているのは、磯邊先生だけかもしれません。
子どもたちの『楽しみながら学ぶ姿』は、何物にも代えがたい眩しい光景でした。お集まり頂いた保護者の皆様、あらゆる可能性を孕んだ眩しい子どもたち、本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!!
当日のイベントの様子です。雰囲気や内容がすごく伝わると思うので、是非、ご覧下さい!