<玉川テラスセミナー>「パターンブロックの学ぶ楽しさ!を体験」
2014年9月23日
<玉川テラスセミナー>〜気づきと学びの子育て法〜
「パターンブロックの学ぶ楽しさ!を体験」
9月22日、秋晴れのさわやかな日に、玉川テラスで子育てセミナーを行いました。今日のテーマはパターンブロックを取り入れた学びについてです。前半は3才までの小さなお子さんに向けたお話、後半は小学校受験を意識した園児向けにお話ししました。
こひつじかいでは以前から親しんでいる「パターンブロック」。0才の赤ちゃんから遊べることに、おどろかれた参加者の方もいらっしゃったかもしれません。
0才<たたく>色々な音遊びをするなかで、頭の中で回数を数えたり、都会の生活の中で失われがちな音に対する繊細な感覚を養うことができます。1才<積む>、1才半<模倣>、2才<仲間分け>3才<リズム並べ>と、成長に合わせてパターンブロックを活用し伸ばせる力をお話ししました。また、言葉を話しはじめた子どもには、ブロックを使ったリズムとともに、はっきりと丁寧な発音を伝えることができますし、日本語特有の数詞について、子どもたちにきちんと教えようとするときブロックを使って遊びながら楽しく習得することができます。
お話のあいだ、10ヶ月の赤ちゃんはずっと講師の持つブロックを見つめていたり、3才のお子さんは1時間以上集中して座り、パターンブロックで遊んでいたことに、参加された方はパターンブロックの良さを納得されたのではないでしょうか。
小さな子どもの学びには五感をつかうことが大切です。小さな指でブロックをつまみ、両手を使ってリズムを感じたり注意深く重ねることで、育まれる集中力や感性はとても大きなものです。
小学校受験を意識するとき、どれだけ知識を得、どれだけペーパーテストで良い点を取れるかが気になるかもしれません。けれども、パターンブロックを使ってシンプルな遊びを自分で工夫しながら展開させていくことで、子どもは学習の確かな土台をつくることができます。ついあれもこれもと手を出してしまいがちですが、シンプルなことを何度も反復する大切さをお伝えしたいと思います。
0才の赤ちゃんはもちろん、小学校受験をひかえた園児だって、まだ生まれて数年です。親としてはつい、愛情や期待をもって様々なことを子どもに求めがちですが、「生まれてきてくれて、あなたがいてくれてありがとう」という気持ちを忘れずに、かけがえのない子育ての時間を過ごして欲しいと思います。どんな子供にとってもママが最高の先生・お手本です。日々お忙しいことと思いますが、お子さんとの時間にパターンブロックを活用したシンプルで丁寧な学びがあるよう願っています。