<こひつじかい>冬野菜収穫遠足

2014年12月10日

12月6日(土)に冬野菜収穫遠足を行いました。12月に入り冷え込む日が増え、この日もとても寒くなりましたが、子ども達は元気にいつもの体操から活動をはじめました。体操を終えると野菜の本や図鑑を見ながら、今日はどんな野菜があるか、どんなふうに出来ているかなど色々と想像を膨らませます。ねぎにはねぎぼうずがついているかな?とねぎぼうずの詩もみんなで覚えました。出発の準備を済ませると、新一年生をリーダーに縦割りの3人組のチームを作ります。年長さんは畑を目指してバスや電車で移動する間も自分のことだけでなくチーム全員に目を配ります。電車の中では大根をどのように食べるかについてみんなで話していました。子ども達の間では、おでんやお味噌汁に入れて食べるのが人気のようでした。

 畑に着いてみると大きな大根の葉っぱが顔を出していて、普段スーパーなどで見かけるものよりも一回り大きな白菜やネギがたくさんありました。到着したらまずはお昼ご飯です。お父様やお母様が作ってくださったお弁当を美味しくいただきました。これからの大仕事に向け、しっかりと体力をつけました。

 収穫作業の前に畑の様子をスケッチしました。青空の下に広がる鮮やかな緑色の白菜や大根、ネギを描きました。普段見慣れた大根、白菜、ネギよりも、堂々としたものに描かれています。子ども達がしっかりと野菜の生命力を感じ取ってくれたようでこちらもうれしくなりました。

 さあ、いよいよ収穫です!まずは、一人ずつ大根の前に立ち大根掘りをします。事前に教えていただいた通りに、大根を掘るときは必ず真っ直ぐ上に引き抜きます。横に揺らしたりすると大根が土の中で折れてしまいます。大人がやってみても、なかなか抜けずにかなり大変でしたが、子どもたちはしっかりと大根をつかみ、力いっぱい引き抜きました。出てきた大根は両手で抱きかかえるようにして持たなければならないほど重たく、大きなものでした。

 大根掘りを終えると白菜を収穫します。たくさん並んだ白菜の中から、葉がギュッと詰まっていて美味しそうなものを自分で選びます。美味しい白菜を家族のみんなに持って帰ろうと選ぶのも真剣です。一番おいしそうなのが見つかったら、それを手前に倒します。いざ倒そうとすると、一番外側の葉っぱがチクチクすることにびっくり!普段食べるときには気が付かない発見でした。倒せたら、刃物を使って根を切っていただきます。白菜もとても大きく立派なものでした。

 最後にネギも収穫します。土に埋まっているネギは大根と比べると簡単に抜けました。出発前に話していた、ねぎぼうずは見当たりません。農家の方に、質問をすると「ねぎぼうずは春になるとできるよ。」と教えていただきました。

 3つの野菜を収穫し終えるとお世話になった農家の方々にお礼とご挨拶をしました。その後、公園に行き元気に遊びました。寒空のもと、滑り台や、はないちもんめなどたくさん体を動かしました。

 スーパーや八百屋に行けば、野菜は泥や虫に食べられた葉っぱはきれいに整えられ、パッキングされて並べてあります。しかし今回野菜の収穫を体験できたことで、ありのままの野菜を肌で感じることができました。野菜は残さず全部食べて欲しいと農家の方々もおっしゃっていたように、収穫した野菜をたくさん食べて寒い冬を乗り切りたいものです。
今日の経験と思い出が心身の栄養となることを願っています。

 遠足のあとのお稽古で、畑での収穫の様子を思い出しながらスケッチブックに絵を描きました。出来上がった絵を並べると、みんなの絵が繋がって、本物の畑のようになりました。

磯邊季里 @ 2014年12月10日 09:13 コメント: (0)

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