<こひつじかい> 冬さがし遠足

2015年2月14日

 2月8日の朝9時、怪しいお天気の中、渋谷ハチ公前に元気な子ども達が集まってきました。天候不良のため目的地変更。どこに行くかはついてからのお楽しみ!ということで出発、バスに乗りました。バス内で子ども達はなぞなぞを出し合い、一生懸命に考え答えていました。少し難しいかなと思いながら「お空にいつも座っているものはなーんだ」とだしたところ、即座に「せいざ!」と元気よく答えてくれたのはけんぞうくん。さすがです!そうたろうくんは車窓からパトカーなど色々なものを見つけては報告してくれました。
バスから降りて長い階段を一気にのぼり、神社でお参りをしました。小さな手を合わせ、「この中に神様がいるのかな?」「僕たちのことを見てくれているかな?」などと話しながら、それぞれのお願い事をしていました。お願い事も終わり、梅の花の香りをかいで、椿の花を観察。今日の目的の「冬さがし」が始まりました。その後道を歩いていると目の前に大きな東京タワーが聳え立ちます。「いきたいな!」「のぼれるかな!」と口々に話しています。間近になったところで「今日は東京タワーに行くよ!」と変更をつたえると歓喜の声が上がりました。


まずは空高く見上げて東京タワーのスケッチです。色を確認しながら、とっても上手にスケッチしていました。年中さんが年少さんにスケッチのアドバイスをしている場面もありました。

スケッチが終わり、芝公園へ行きました。芝公園では鬼ごっこをしたり、川を渡ったり、お水に濡れながらみんな大興奮でした。芝公園でたくさん遊び、体も温まって東京タワーに登る準備が整いました。「登る準備?」そうです、遠足ですもの、東京タワーの大展望台へは階段で登るのです。全部で約600段もありますが、年長さん、年中さんはとってもパワフルでどんどん登っていってしまいます。2歳の子ども達も負けてはいません!卒業生のお姉さん達の応援もあり、全員無事に階段で大展望台まで登り切ることができました!


 大展望台に着いたら早速高い高いところからの景色をスケッチします。増上寺や黄色のバスなどを一生懸命描いていました。特別展望台へはエレベーターで移動し、高さ約250メートルから景色を一望しました。子ども達は「車がお豆粒くらいしかないね」などとお話しながら、テニスコートやレインボーブリッジ、ヘリコプターなど様々なものを発見しては教え合っていました。「今年の節分は西南西(=恵方)だったよね、あっちかな?」など、自分達の知っている知識と照らし合わせながら景色を楽しむこともできました。さらにここからは景色だけではなく雪も見ることができ、地上に戻ってきたときに、その雪が雨になっているという不思議な現象を体感することができました。子ども達は「晴れたら遠くがもっと見えるんだろうな。ディズニーランドも見えるかな?」「晴れた時もまた来たいな」と笑顔で言っていました。たくさん体を動かしたので、子ども達はみんなお腹がペコペコでした。

下のフードコートでいよいよお待ちかねのお弁当タイムです。みんなそれぞれ美味しそうなお弁当を出し、お箸を上手に使いこなしてペロリと完食していました。持ってきたおやつも交換しながら楽しそうに食べていました。お弁当、おやつを食べ終えたところでレインコートに着替え、雨の中をバス停へ向かいました。渋谷駅行きのバスに乗り込むと、すぐにウトウトし始めている子どもがいました。卒業生のお姉さん達はバス内でも子ども達のお世話をしっかりしていました。起きている子ども達はくもった窓ガラスに絵を描いたり景色を楽しんでいました。そうこうしているうちに渋谷駅に到着です。渋谷駅に到着したと同時に雨が止み、笑顔でお父様、お母様と再会です。みんな今日一日で体験したことをどのようにお話しするのでしょうか。生憎のお天気もなんのその、たくさん見て聞いて動いて、とても充実した冬探し遠足となりました。

磯邊季里 @ 2015年02月14日 22:09 コメント: (0)

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