<こひつじかい>お茶摘み遠足
2015年5月21日
5月17日曜日にお茶摘み遠足を開催しました。
予定していた前日の土曜日が天候不良だったため、翌日に延期したのですが、日曜日は気持ちの良い五月晴れ、まさにお茶摘み日和です!
ご家族に元気に「いってきまーす!」とご挨拶をし、整列して出発!武蔵小杉、登戸で乗り換え着いたのは秦野駅。およそ90分の電車の旅でした。電車の中でも大声で騒がず、子ども達はマナーを守っていました。秦野駅からはバスに約10分乗り、30分以上坂道を歩いたので大粒の汗をかく子もちらほら。年長さん、小学生はきちんと皆の様子を見ながら車に注意したり、年少さんたちが遅れないように一緒に走って励ましていました。
お茶摘みは毎年お世話になっているわさびや茶園でやらせて頂きました。まずはメインイベントのお茶摘み。3〜4人の小さなグループに分かれ、どのグループが最も多く茶葉をとれるか競争です。「あのチームに負けてる!追い抜くぞ!」と、皆せっせと手を動かしていました。お茶になるのは一芯二葉の、芯を二つの葉が支えているような茶葉のみなので、しっかりと観察しながら丁寧に、かつ速くお茶を摘んでいました。制限時間が終わると、「こんなにいっぱいとったよ!」と、箱いっぱいにとった成果を見せてくれました。
いよいよ結果発表!
個人部門の金メダルは、やまとくんです。摘み始めてから40分程、一度も集中力を切らすことなく誰よりも一生懸命取り組んでいました。銀メダルはかずきくん、銅メダルはりさこちゃんです。個人部門は、全員幼稚園生が選ばれました。そして、チーム部門優勝は、小学生お姉さんチーム!さすが、ダントツの収穫量できれいなお茶の葉が籠一杯になりました。
頑張ってお茶摘みをしたあとは、輪になって仲良くみんなでお昼ご飯。朝ご家族に作って頂いた美味しそうなお弁当と、子どもたちが摘んだお茶の葉で作ったできたての天ぷら、「マルゲリー茶ピザ」を頂きました!お茶の葉の天ぷらと一緒に、柿の葉の天ぷらもお味見。2種類の天ぷらの見た目や味を比べました。一仕事終えた後の美味しい食事に皆にこにこです。食後には一番茶をいただきました。良い香りのお茶を飲んで、ホッとひと息。様々なところで簡単に買うことができるお茶はとても便利ですが、茶畑で実際にお茶を作る工程に参加した後でいただいたお茶の味わいを忘れずにいてほしいと思います。
お昼の後はお茶の段々畑の風景や、お茶摘みの様子を思い思いに描きました。
次に靴を脱ぎ、綺麗な小川に入ります。お箸、麺つゆの入ったコップを持ち、組まれた竹の周りにスタンバイ!いよいよ流しそうめんです!「箸を立てて待ってるといいんだよ」と教え合いながら、流しそうめんを楽しんでいました。想像した以上にみんな上手にお箸でお素麺をつかんでいました。
お腹いっぱいになったあとは沢ガニ探し。少し大きめの石をひっくり返しカニが出てきたら、頑張って捕まえていました!朝、集合したときに、そうまくんが去年のお茶摘みで捕まえた沢ガニをまだお家で飼っているんだよ!と教えてくれました。家族を連れて帰らなきゃ、と一生懸命探します。
みんなで入った小川の少し上では、「わさびや茶園」の名の通り、わさび田も広がっていました。
小川からでると、今度は虫かごや空のペットボトルを持って、木々の中へ探検です。足のけがが治ったばかりのゆうすけくんも、ほかの男の子たちと一緒になって、奥まで行って戻ってきました。同世代のお友達からもらうパワーは計り知れません。
本日最後はお茶の工場見学。摘んだお茶の葉っぱがどのように、いつも見ている茶葉に変身するのか、お話を聞き、様々な機械を好奇心旺盛に観察し、質問までしていました!疑問を持ち、手を上げて聞く姿はとても立派でした。このまま、自分の意見を持って発言できるように育ってほしいです。
帰りは渋沢駅からまた電車の旅。座ると気持ち良さそうに寝てしまう子から、にらめっこをするまだまだ元気な子まで。そして沢山の茶葉と、一部の子は沢ガニもお土産にご家族の元に帰ってきました。ご家族の元に戻る時の子ども達はとても素敵な笑顔を見せてくれるので、幸せな様子が伝わってきます。
遠足では子ども達が様々なことを吸収している様子がよく分かります。団体行動から規律を、大きな子が小さな子の面倒を見ることで責任や思いやり等を学びます。また子どもの時に色々な経験をさせてもらったという記憶が、感情豊かで懐が深い人をつくり、周りの人や次世代にも自分と同じような環境を与える努力をすると思います。今回のお茶摘み遠足も子どもたちの成長に少しでも繋がっていることを願っています。