<バンコク>キンダークラスのお稽古

2015年6月18日

5月26日の火曜日、1歳半から2歳のお友達と、ナショナルスタジアムの見えるお友達のお宅でキンダークラスのお稽古を行いました。Mちゃんはご自宅ということと、以前にも何度かお稽古をしたことがあるので、小さいながらもリーダーになり、初めてお稽古に臨むお友達を引っ張ってくれます。
キッチンセットの並んだお部屋で、まずはおままごと。それぞれがコックさんになっていろいろなお料理をします。ママ達は景色を見ながらTEA TIME。そこへ丁度子ども達が作ったものをウェイトレスさんになって運び、ほんのりとしたスタートとなりました。

しばらくして、ママ達はお部屋を離れます。ママと離れるなんて!生まれて初めての体験の子ども達もママも涙のお別れです。涙があふれる子ども、それを見ているママ達も後ろ髪をひかれる思いです。が、5分もたたないうちに笑顔が出始めました。ここからお稽古が始まりました。置き換えシールをみんなで貼ったり、全員が自分の力でしっかりとお仕事をします。もちろんお稽古が始まる前に、今まで使っていたおままごとの道具をみんなで協力してお片付けします。この張りきりようは、目を見張るものでした。一人が頑張ると空気が一気にまわりだし、他の子ども達にもスイッチが入りました。何をするにも、まずはすっきりとした空間を作れば気持ちが引き締まります。是非、身の回りの整理整頓を、小さい時だからこそ一緒に楽しく身に付けたらよいと思います。

ワークが終わったら、お歌を歌って体を動かします。手拍子を打ったり、足踏みをしたり、ごろごろいもむしになったり、元気いっぱいに大きな声を出して、ご機嫌です。
その後は、今、トイレトレーニング中の子達なので、トイレットベーパーでの工作です。お部屋中をトイレットペーパーを持ってくるくる走ります。お部屋中が雪国のようになりました。ちぎってお椅子の上からひらひら雪のよう舞わせたり、丸めて雪合戦のようにして遊びました。体中に巻き付けてミイラみたいにもなりました。散々遊んだ後は、お片付け。スーパーの手付きビニール袋に、トイレットペーパーを入れていきます。簡単そうですが、なかなか上手に入りません。子ども達は遊びを考える名人。お片付けがお買い物ごっこになって、お野菜の名前を言いながら入れたり、お部屋を一周まわって、「果物屋さんに到着!」などと言いながら、スキップもどきをしたり、ドアのところに隠れてみたり、お友達と一緒に楽しみます。たかがトイレットペーパーなのに、こんなに生き生きと、キャッキャッと笑い声をあげている姿を見ると、本当に私までも童心に戻ってしまいます。

お部屋のペーパーをきれいに袋に入れたら、持ち手を結びます。結ぶこともいつもはお母様がやってくださることですが、フォローしてもらいながら一生懸命やってみます。お目目のシールを貼ったら、長いお耳のウサギになりました。今度はこれでボール遊びをしました。お椅子にぶつけて的当てにしたり、机の下に転がしてみたり、ボールと一緒にぴょんぴょん跳ねてウサギになってもみました。ウサギさん達が楽しそうにしていると、お母様方が戻っていらっしゃいました。お別れした時は心配そうだったお母様方も、楽しそうにお友達と過ごし、お部屋もきれいになっているのには驚かれたのではないでしょうか?
小さい子ども達でも、どんなことも自分で一生懸命にやってみようとする力があります。思い出してください。どの子ども達もお母様方の温かいお腹の中で過ごした後、誰に教えられることなく、自分の力で一生懸命にこの世に誕生し、産声を上げます。
是非、たくさんの秘められた子ども達の力を見守り、大切に育てていってあげてください。
思いの外、すごい力を子ども達は持っています。日々の子ども達の成長を大切にされてください。次回に会うとき、きっと、びっくりするほどお兄様・お姉さまになっていることでしょう。楽しみです。

磯邊季里 @ 2015年06月18日 11:00 コメント: (0)

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