<こひつじかい>マラソン大会
2015年6月30日
6月20日土曜日にマラソン大会を行いました。梅雨入りをし、不安定な天気が続いていましたが当日は見事に青空が広がりました。マラソンのコースは東急東横線多摩川駅から日吉駅までの約5キロです。朝7時前に集合し、念入りに準備体操をします。その後駅の周辺を軽く走り、ウォーミングアップ完了です。小学生のお兄様、お姉様も今日は一緒に挑戦して、年長さんを引っ張ってくれます。
お見送りに来てくださったお父様やお母様方と記念写真を撮り、7時にスタートです。順調に走っていくと丸子橋に差し掛かります。この橋は東京都と神奈川県の県境となっていて、丸子橋を渡り終えると神奈川県を走ることになります。丸子橋を越え、しばらくすると休憩地点に着きました。最初の軍団は、とても調子がよく軽やかな足取りでした。あとのチームにもお兄さんがペースメーカーとしてしっかりつき、メンタル部分もサポートします。水分補給をして、ゴールまでの残りの道のりに備えます。休憩を終えるとノンストップでゴールを目指します。
新丸子、武蔵小杉、元住吉の駅を通過していきます。街の様子が、昨年よりもとても高いビルがそびえ立っている大きな街に変化していることに、走りながらも気が付きました。大きな公園のそばを通るときには緑の匂いを感じたり、緑道のアーチでさわやかな風を気持ちよく感じながら走ることもできました。これは、日頃の練習の成果だと思います。先頭集団は、小学生が皆をひっぱり、声をかけながらテンポよくゴールを目指します。年長さんの女の子達は歯をくいしばり、金メダルをめざし走り続けていました。
照り付ける日差しやまだ見えないゴールに、心が折れそうになりながらも懸命に頑張って走っている姿が見えます。毎週の体操で体力をつけていることや、マラソンの練習をしたことを思い出しながら頑張ります。最後は上りのだらだら坂です。が、目の前に見えてくるゴールの日吉駅に向かって手を振り、きれいなフォームで、必死にラストスパートの長い坂を上りきり、無事に全員ゴールしました!
マラソン大会を終えると表彰式です。一人ずつ名前が呼ばれ、元気な声で返事をして賞状を受け取りました。大きな陸上競技場で、6月の詩を発表もしました。そんな姿はとてもたくましく見えました。
大好きなパンを皆で食べた後は、慶應義塾大学内の銀杏並木をダッシュしたり、高校や大学の体育会の学生に交じりながら走りました。競技場で走るお兄さんやお姉さんの速さに大変驚きながらも、「僕も!私も!」という気持ちを表している子ども達の姿から、自分の目で見て感じることこそ、自分の「やりたい!」気持ちを高めていくのだと痛感しました。その後、日吉の街を走り、ラグビー場やサッカー場などがある下田まで、第3部のマラソンと言いながら行ってみました。今度は競技場に戻り、スキー部のマラソンのスタートの応援をしました。子ども達は元気いっぱいで、お兄様お姉様にエールを送っていました。私の後輩であるスキー部が頑張っている姿を見てもらい、「将来僕もここでやってみたいな!スキーが大好き!」と思ってくれたら、なんて思ってしまいました。
どこへ移動するにも走りました。日吉の商店街を走ったり、大学生がいるキャンパスも走りました。マラソン大会が終わった後の走行距離にびっくり!なんだかんだと、約14㎞は超えていたようです。10時半、着替えをして帰る準備をすると、リュックの中に縄跳びを見つけ、「今日の縄跳びをやるよ!」と誰かが口火をきると、あちらでもこちらでも縄跳びを飛び始めました。お約束の帰る時間があるのでチャンスは1回、楽しそうに挑戦しました。子ども達はまだまだ元気いっぱい。「公園に行かない?」「もっとあそぼうよ!」などなど口々に楽しいことを表現していました。
早起きは三文の得!朝早起きしてのスタート、きっといろいろなことができた週末になったと思います。普段は走らないような長距離を走りきったことで、子ども達は自信がついたことでしょう。また、体を動かすことの楽しさを実感できました。全ての活動は健康な体があってこそ。そして、今日得たような自信を少しずつ重ねることができたなら、心も健康に育ちます。
暑さはまだまだこれからが本番ですが、今夏もがんばる子ども達の姿をしっかりと観ていきたいと思います。