ママコーチの役割

ママコーチの役割

子どもにとって最高のコーチングをする母とはどのような母か?

子どもにとってのコーチはママです。子育てのコーチングの目標は、子どもの幸せな自立です。その子どもが持って生まれた『その子らしさ』という素敵なお花の種を子どもが自分で育てて、花を咲かせられるようにする事です。子どもには、もともとその力が備わっています。自分の力に目覚めて、それを発揮するチャンスに恵まれた子どもはたくましく成長して、その子らしい花を太陽に向かってキラキラと輝かせ咲かせます。ママがその子のためにと思って、過保護に過干渉にお世話をしても沢山の芽がつまれ、その子らしいお花は咲かないでしょう。いつも温室で大切にして育てても、その環境がなくなると弱くしおれてしまうでしょう。

ママたちがいつも子どもたちを守ってあげられると思うのは大きなエゴです。どんな事が起こるかわかりません。どんな事が起こっても、自分で考え、解決できる自主性の芽を見つけるために、時としては荒れ果てた、時としては寒く冷たい風が吹くような、いろいろな土壌をつくってあげてください。肥料やお水をあげすぎても決して美しいお花は咲きません。寒い冬を耐えたお花たちはやがて春になり、きれいな花を咲かせ、暑い日差しに耐えた実は甘い果実になります。子どもたちも同じです。ママコーチの役割は、『子どものできる力』の芽に光をあてて、より豊かに引き出す事なのです。特に、『心の力』愛することなど人として、後に誰からも愛され必要とされる存在になるべく心を磨いてほしいと思います。きっと周囲との協調性のある子どもになるでしょう。

そのためにも、まずは気持ちの良い挨拶ができることが大切です。心のこもった挨拶をしていますか?『ありがとう』という魔法の5文字を輝かせて言えますか?沢山の言葉を言うよりも、この言葉を丁寧に使う事ができれば沢山の幸せが来ると思います。『ありがとう』と言える心の力をママも使ってください。スポーツの世界でも、まずは挨拶がしっかりできる、感謝する気持ちが磨かれて、それがあるから勝つことができるのでしょう。人を元気に幸せにするというスポーツの社会的価値を教育、協育の分野でも生かしていけば、沢山のことがわくわく出来るようになるでしょう。スポーツの世界にも必ずコーチがいます。コーチは選手を輝かせ、勝利に導くために丁寧な言葉がけをします。技だけを導いても勝利する選手は育ちません。だからこそママも丁寧な言葉がけをしてほしいのです。

また、子どもは子ども同士で育っていきます。例えば、キャンプは交流と共同生活体験の宝庫です。発見、感動があって心を育て、人と人との付き合い方を学ぶと同時に子どもたちの家族への思いが育まれます。このような体験をさせることを通して、一人で頑張れる子に導くのがママコーチです。いろいろなママコーチの導きで生きる力がしっかりと育ちます。コーチは責任も教えなければいけません。責任を教えるには、子どもに余計な手出しをするのではなく、見守り、考えさせることです。子ども自身が責任をもって行動をし、失敗を重ね試行錯誤する。立ち止まり、原因と結果のサイクルを学び、『責任』を身につけます。放任するのではなく、ママコーチは常に愛情をもって、どんなサポートをするのがいいのかを考えるのです。

子どもにお手伝いをさせましょう。役割を与えることで家族の一員であることの自覚が生まれます。それと同時に、「お手伝いをしてくれてありがとう!たすかったわ!」という魔法の言葉をかけましょう。子どもたちは誰かの為に役にたった!!という人の役にたつ喜びを感じ、うれしい気持ちが芽生えるとともにやる気や思いやりの心が育み、人として大切な『心の力』がここでもしっかりと身につきます。ママコーチの役割は、いろいろな方向から行なわなければいけません。

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