<バンコク>リトミック&パターンブロックコラボワークショップ
2016年3月3日
2月23日(火)、リトミックとパターンブロックのコラボワークショップを行いました。1歳から3歳までの小さなお友達が参加、一緒にパターンブロックを楽しみました。前日に開催したパターンブロックのイベントと合わせると、1歳から小学校低学年までの子ども達にパターンブロックに触れてもらえたことになります。どの年齢の子も飽きることなく楽しく遊べる知育玩具だということがここでもわかります。
ピアノの伴奏を交えながら、先生がお稽古を進めてくださいます。今日は桃太郎のお話を取り上げます。どの子も、お母様と一緒に日本の昔話の世界を楽しみます。お話に合わせた桃太郎の歌もみんなで歌います。日本でも、このような機会は減りつつあると残念に感じていましたので、タイの地で日本の昔話の世界に親子で触れることを子育てのあたたかい思い出にしてほしいと願います。
ピアノ以外にも、小さな子どもにも奏でられるタンバリンを使ったり、柔らかい素材のボールを活用したりして、身体にリズムを取り込んでいるようです。小さな頃からの五感磨きはその後のあらゆる成長にとって大切なもの。柔らかな紙素材のピンク色のお花で遊ぶ子ども達の姿から、それぞれの子どもの豊かな成長が思われ、見ているこちらも幸せな気持ちになりました。この他にも、くだものが描かれたカード遊びをしました。
パターンブロックは、先生のお教室に敷いてあるマットの色を活用しました。赤いブロックは赤いマットに乗せ、黄色いブロックは黄色いマットに、という具合に・・・。ここでもピアノの伴奏が入ります。生のピアノの音を取り入れてのお稽古なんて、なんだかすてきな気持ちになります。黄色のブロックでカスタネットの代わりにして、桃太郎さんの歌をうたったり、黄色の食べ物、あかいたべものといったように言葉遊びをしました。たくさんの言葉がスポンジのように浸透するこの幼少期、たくさんの言葉を振りかけてあげたいと思っています。初めてのブロックでも、子ども達は夢中になって遊んでいました。
2月は日本のお稽古で鬼を様々な形で取り入れましたので、このクラスでも桃太郎をテーマに繰り広げたおけいこでしたので、一緒に鬼を作りたいと思いました。使い捨ての容器や紙コップ、柔らかい色紙などを材料にして、赤や青を基調としたタイカラーの鬼がたくさん誕生しました。同じ材料を使っても目のつけ方や飾りのつけ方でずいぶん仕上がりが違います。お母様とご一緒に楽しくかわいらしい(鬼がかわいらしいのは変ですが・・・)鬼ができて、うれしそうな子ども達でした。
お稽古のあとはティータイム。きびだんごのようなお結びと日本からお菓子のきびだんご、そしてもうじきお雛様なので、ひなあられを準備し、お子様もお母様もお雛様のような優しいお顔で、味わってくださいました。どんなに便利になったバンコクであっても、「季節のものは、なかなか手に入りにくいようで、こんな小さな心遣いにたくさんの喜びをいただけたことは、主催者側にとってとても背中を押していただいた感じでした。日本を離れての子育て、こうしたちょっとした機会での情報交換は貴重なのですね。今日ご参加の1歳から3歳という時期には、子育ての悩みも多く、また、今後の成長に大きく係わる大事な時期でもあります。今回いただいた貴重なご縁を大切にして、これからもバンコクでの子育てのお手伝いをして参りたいと思います。バンコクのみなさま、ありがとうございました。次回は5月にまた、ご一緒に楽しい時間を持ちたいと願っています。海外にお住まいということもあり、今回の桃太郎のように、日本の昔話を取り入れた内容を考えていますので、どうぞご期待ください!