<バンコク> かけっこ教室
2016年3月7日
2月28日(日)ベンチャキッティ公園でかけっこ教室を行いました。いつもは7時からですが、この日はマラソン大会があったために8時からになりました。暑いバンコクの運動は何でも早朝に行います。かけっこ教室の参加者が集まってくる頃には、たくさんのマラソンランナーがいました。ちょうど朝陽が昇る時刻、池は朝陽できれいに染まっています。鉄棒などがあるいつもの場所に集合して、ゆうき君に出席チェックをしてもらったら名前を付けてもらいます。今回の教室には金子コーチの他に聡志コーチも来てくださり、みんなで準備体操をはじめるところからかけっこ教室開始となりました。
今回もお父様お母様方が参加されています。走るための基礎準備として、まずは歩きます。2人一組でいろいろな準備体操をしたり、足じゃんけんや押し相撲も取り入れて体をほぐします。簡単な動きのようでいて意外とふらついてしまったり、大人には難しく子どもはやり慣れていないので、新鮮で楽しそうでした。体がほぐれたところで尻尾取りゲームをし、思い切り走りはじめます。鬼役はお父様やお母様です。
ラダーの練習をしてみると、慣れた様子でヒヨコ歩きやゴリラ歩きができていました。他にクマ歩き、ゾウ歩き、カニ歩きを楽しみました。見ていると大人になればなるほど姿勢が高くなってしまうようでした。
ハードルにも挑戦しました。等間隔に置かれたハードルを両足で跳び越えるのですが、ほとんどの子ども達は怖くてなかなかできません。ハードルを跳んだ後にどう動くのか?指示をよく聞く練習にもなります。普段からいろいろな動きを取り入れている3歳の子は上手に跳べますから、年齢は関係ありません。「普段からいろいろな動きをする」、これが大切なことです。
2班に分かれてリレーをしました。身体を動かす以外にも、ここではきちんと整列することを学びます。「整列して待つ」ということがなかなか上手にできないのです。どうしても自分の番だけに気が行きますが、友達のことも見ることで自分ももっとがんばれるようになるのです。
リレーは作戦会議をして、どのような順番で走れば勝てるのかなどを考えます。スタートラインを踏まないなどのルールを守ることが大切ですので、練習してみます。一回戦は普通のリレーをし、二回戦目はボールをバトン代わりにしたリレーをしました。障害物リレーをしたり、大人も子どもも競争になると、無心になっていきます。同じ視点にたって、同じ時間を夢中になること大切ですが、普段はなかなかできないのも事実です。
聡志先生が、子ども達にきれいに高く上げたラグビーボールをキャッチすることを見せていただき、これまたキリンのように首も手も伸ばし球を追いかけました。
予定の二時間があっという間に過ぎました。途中で水分補給をしながら、良い汗をかきました。体操教室へ通うのではなく、普段から身近な公園でしっかりと体を動かし、汗を流すと気持ち良いこと、そのようにしていろいろな動きができるようになることを、子ども達に経験させてほしいと思います。この教室を見学してくださったヤマトの方は「生き生きした子どもの姿が印象的で、暑くて治安も心配なバンコクでも公園でできることがあるものだ」とお感じになったようです。ご両親で工夫され、ぜひ子ども達が普段からのびのびと体を動かせる環境をつくってほしいと願っています。
お父様お母様方と一緒に参加して、うれしそうで楽しそうな子ども達の笑顔が今でも思い出されます。貴重なバンコクでの暮らしのなかに、身近な公園でご家族で遊んだ思い出をぜひ作ってくださいね。
おまけです。こんな素敵な情報をいただきました。夕方にプールサイドのどこからともなく、金木犀のようでもあり、南国特有のようでもある香りが漂ってきました。その秘密はこれでした。タイには幸福の花という木があり、不思議なことに毎年タイ全土で同じ日の夕方に開花します。そして1週間ほど毎夕~深夜に開花し、強くいい香りを放ちます。そのにおいを嗅ぐといいことがあるのだとか・・・。
なんと今年の開花日が2月28日の夕方だったそうです。