こひつじかい たけのこ掘り遠足
2013年4月29日
昨日は、神奈川県の秦野というところへたけのこ掘り遠足に行ってきました。最寄りのバス停で降りて、いざ目的地の竹林へ。
竹林までの何気ない道のりも、発見が盛りだくさん。菖蒲や菜の花を見つけたり、タンポポの綿毛をとばして種が一つ一つ飛んでいる様子を観察してみたり、牧場のにおいがしたり、子どもたちが自ら発見し、「〇〇見つけたよ!」と教えてくれました。そうかと思えば、まっすくの道で「よーいどん!」と全員で競争がスタート。小学生のお姉さんについて行こうと、みんな必死で走ります。
竹林を下っていく途中で、大きな三つ葉も見つけました。見た目では、「これが三つ葉?」と不思議そうな顔をしていましたが、においをかいでみて「本当だ!すごく大きい!」とまた新たな発見がありました。
竹林に着くと早速、お絵かきをしました。目の前に広がる竹は、色が違ったり、曲がって生えていたり、切られて短いものがあったりと様々。上を見上げると沢山の葉っぱの隙間から青空ものぞいていました。本物の自然の中で描く絵は、子どもたちが感じたままの生き生きとした素晴らしい作品ばかりでした。
続いて、竹の弓矢作りに取り掛かります。竹を細く割って、弓を作り、矢の先は新聞紙で覆います。自分だけの弓と矢を持って、広いところで練習です。飛ばし方を教わって、挑戦です!子供たちにとっては、固い竹をしならせるように弓をひくのも一苦労です。何度も何度も練習して、矢が前に飛んだ時には眼を輝かせて「出来たよ!飛んだよ!」と大喜びでした。
竹林に戻って、たけのこ掘りをスタート。葉っぱをかき分け、一生懸命探します。見つけたたけのこをシャベルで掘っていきます。びっしりと張った根と格闘しながら、たけのこを傷つけないように周りを掘っていきます。何十分もかけて掘ったたけのこは大事に抱えて運びます。自分の分が掘り終わると、シャベルを片手にまだ格闘中のお友達のもとへ助けに駆けつけます。みんなで協力して、全員たけのこをとることが出来ました。そんな大仕事のあとでは、お腹もぺこぺこです。お弁当のほかに、採りたてのたけのこで作っていただいたきんぴらや煮物、たけのこご飯も全員が「おいしい!」と全て完食しました。デザートには焼きマシュマロもいただきました!
竹林の中でかくれんぼをしたり、探検をしたりと、足元の不安定な道なき道を竹を手すり代わりにズンズン進んでいく姿はとてもたくましかったです。楽しい竹林でいっぱい遊んだあとは、電車に間に合うために大急ぎ!疲れたと弱音をはくこともなく、駆け足で駅へ向かいます。無事に予定通りの電車に乗って、田園調布駅に帰ってきました。
お父様、お母様に自分が採ったたけのこと弓矢を誇らしそうに見せている様子は、キラキラと輝いていました。どんなたけのこ料理に変身するかな?美味しい感想が聞けるのを楽しみにしています。