<こひつじかい>ママ特訓~子ども編~

2018年8月2日

1ヶ月時間を遡りますが、7月1日に行ったママたちの特訓日のお話。
今回は子ども達編です。午前8時に広尾のお教室に集合し、1時間くらいママたちと一緒にプリントをこなした後は、お弁当を持って上野の国立科学博物館まで遠足です!

敢えて子供だけで行動させて、自主性を高める。

まずは、年長の子ども達7人だけで広尾の駅まで行ってみることに。「1列になって間隔を空けずに歩く」、この約束を守って果たして駅まで辿り着けるのか!? という不安は無用でした。いつも有栖川公園まで走っているので、道順のわかる子を先頭に無事到着。見つからないように様子を伺っていましたが、大人の目がなくても、公共交通のマナーやルールをきちんと守っていました。

駅に着いたら、切符の購入です。幼稚園児の場合、乗車券は無用ですが、今回は券売機で切符を買うという体験をしてみます。ここで、事前にお母様と切符を買う練習をして買い方が分かる子とそうでない子が分かれます。

そして車内では最初に「上野駅で降りる」ということのみ伝えて、後は切符の管理含め全て子ども達に任せることに。皆、口を揃えて「できる!」とは言うものの心配そうな表情で、アナウンスに一生懸命耳を傾けていました。上野駅に到着すると、皆で声を掛け合って無事降車。大人が声をかけなくても、自主的に行動できていました。

上野公園方面まで歩いていくと、博物館の前で偶然消防団の消防訓練が行われていたので予定を急遽変更し、お絵描きタイムです。消防士の方々の制服など、細部にもよく注意を払って描きます。通りすがりの方々にお褒めの言葉も頂き、とても嬉しそうでした!家族や先生以外の第三者に評価されることで、ますますペンが進みます。

ポイントは「見ようとする気持ち」と「どこを見るか」

一通り絵を描き終わると、博物館の中へ。入館してすぐのところに「植物画コンクール」の入選作品が展示されていました。小学生の部の作品のみ子ども達に見せると、自分と年のあまり変わらないお兄さん、お姉さんたちが描いたことに大変な刺激を受け、俄然やる気に。

日本に住む生き物を題材に、リアルな剥製を良く観察しながら壁際に座って写生。「見よう」という気持ち次第で、出来上がりがかなり変わってきます。

お弁当は屋上のスカイデッキで。すぐ隣にとても良い香り漂うハーブガーデンがあったので、先程みた、植物画コンクールに飾られた作品が細かく丁寧に描かれていたのを真似して絵を描いてみることにしました。カレープラントという名前のハーブは本当にカレーの香りがしたり、ラベンダー畑に迷い込んだかのように香りの強い一帯があったりで五感への刺激が盛りだくさんの空間でした。曲がった枝、ギザギザしている葉etc.、見て押さえるべきポイントがかなり掴めてきたようです。そして一枚仕上がると「次は何の絵を描く?」と子ども達の方から声が上がるほど、絵を描くことに意欲的になっていました。

再び館内へ戻り、今度は3Fの「大地を駆ける生命」のセクションへ。薄暗く、他にも沢山の方がいたため、自分が決めた動物の剥製の前を陣取ることはできません。そこで、少し離れたところのベンチに座り、描きたいものを見に行って、戻って来て描くというスタイルに変更。せっかく見に行っても、ただボヤッと見ていては何も頭に入らず、描き始められません。顔や足、足の爪など、どこを集中して見てくるかを決めてから行くようにすると良いでしょう。何往復かしているうちに段々と見るポイントのコツを掴めてきたようで、周りを気にすることなく各自、ベンチと剥製を何十往復もしながら、じっくりと丁寧に納得の一枚の絵を完成させることができました。

帰りの電車の中では、ママたちも同時にお教室で暗記していた「十二支のしりとり絵本」を暗記。広尾駅までの30分弱でどこまで覚えられるか集中して取り組むことができました!

磯邊季里 @ 2018年08月02日 16:50 コメント: (0)

0件のコメント





▲TOPへ戻る