<バンコク>第13回ドラえもん DAY CAMP「サンプラーンの大冒険」

2019年12月27日

《タイを感じ、タイを知る》
ドラえもん DAY CAMPは、子供たちが毎回ワクワクする時間。キラキラとした朝日を浴びて、バンに乗り込みいつものお稽古場のロビーを出発。車窓からの街並み、サンプラーンまでの景色をそれぞれの子供たちの目線で、知っている知識をガイドしています。笑顔満載、日本語、英語、タイ語がきこえています。せっかくのタイ生活たくさんのタイを体で覚えてほしいという思いでの毎回のドラえもんキャンプ。お友達と一緒だから冒険の中でたくさんの宝を見つけます。今回の玉手箱には、どんなものが入っているのでしょうか

《サンプラーンの朝市》
真っ青な空のサンプラーンに40分くらいで到着。車でちょっと郊外まで来ると本当に自然がいっぱい。早速車からおりて、サンプラーンの大冒険の始まり。まずは、オーガーニックのものが、所狭しと並ぶ朝市。8時の準備をしている様子から、のぞいてみます。新鮮な青々とした野菜は、ひと手間かけて一束ずつをバナナの葉で巻いています。さとうきびを絞りだしてジュースにするところをみたり、日本では見ないお野菜、果物、お惣菜(朝ごはん)がどんどん並べられていきます。子供たちは、この様子を見たままに描いていくお絵描きタイム。最初にきれいなタイ野菜が目に飛び込んできたので描くことにしました。そのあとは、民芸品など手作りの伝統工芸品に興味を持ったので、挑戦。それと同時に真剣に子供たちの様子にお店のタイ人たちは興味深々。子供たちの周りにはたくさんの方々が集まり、そして、ご褒美に、お米やバナナなどをプレゼントしていただきました。本当にタイの方々は、子供たちへの優しい気配りをしてくださり、心が温まります。小腹がすいたので、タイのシューマイなど、タイならではの味を楽しみました。今回も木曜タラートで食材をゲットしましたが、生き生きとしたこのお野菜もぜひ使いたかったなと思い、この色鮮やかな野菜たちの名前を子供たちと一緒に口ずさみました。

《Patom Organic Farm Tour》
子供たちは胸躍らせ、Sampran Riverside Hotelに向かうと、リゾートのような空間が広がります。落ち着いたホテルを散策。ブーゲンビリアが咲き乱れるプールで子供たちは、水のかけあいっこをしたり、足をつけたり。そのまま進むとリバーサイドの船着き場が現れました。桟橋では、「乗ってみたい!」の大合唱。するとツアーはこのボートにのり、反対の岸に渡るということで、ライフガードをきて、船に乗り込みます。ドライバーさんも一緒に探検開始。川にはたくさんの睡蓮がプカプカ浮き、それをよけながら、約8分の船旅。鳥たちが一緒に飛びたったり、出航前の世界とは違い、そこはまるで絵本の世界の中のジャングルにいる気分。タイ人のツアーガイドから、手作りのポシェットと、銀のカップをプレゼントしていただきました。おいしい水は、スーッと体にしみわたりました。お米の田んぼを通り、野菜たちのプランツで、タイ野菜を試食。無農薬だからとっても味が濃いのを感じました。無農薬の意味がわからない子供たちがいたので肥料つくりを体験。土の中にはミミズがいたり、豚などの糞があるからこそ、美味しいお野菜になること、美味しいからこそ虫たちも食べに来てしまうから、丁寧にお世話をすることなどを伺いました。その肥料を使って、卵の殻を植木鉢にして、種を植えました。これまた自然の素敵な宝。身近なところでアイデアがいっぱいあることを知りました。レモングラスなどを干したオリジナルなお茶も作りました。タイ風に入れていただいた熱いお茶も、皆がほっとするお顔で飲んでいました。オーガニックは、体にいいことだけでなく、沢山の愛情が込められていることも知ることができました。

《Mad Sliders》
待ちに待ったお楽しみMad Sliders。カバン、帽子、靴をぬいで、準備完了。細い木の板の道を歩いていくと、そこには泥でできた滑り台。はじめてみるその景色に、最初は不安そうな顔。勇気ある男の子たちが、レッツゴーの合図とともに滑り、歓喜の声。次々に滑り出し、泥のついた笑顔に変身。滑り降りると鼠色の足になり、泥パックをしたかのよう。ぬるぬる滑りながらも、何度も何度も滑ってはのぼり、こんなシンプルな遊びだからこそ、楽しくって仕方がない。タイならではのホースのシャワーを頭からかけ、すっきり。体全体がつるつるになったように光っています。泥んこになったお洋服も自分で、荷物をまとめて、リュックは、かなりの重さになっていました。
終わった後はジャングルの好きなところをお絵描き。自分の目に焼き付いたものを丁寧にかきこみました。おなかもペコペコ。ジャングルの世界から、現実に戻り、お母さまの作ってくださった愛情弁当に舌鼓を打ちました。

《Samphran Elephant Ground &Zoo》
思う存分タイの空気を体にしみこませ、締めはやはり、ZOO。いろいろな種類の動物がいる日本の動物園とは違い、ここは、タイならではの、ゾウとワニのZOO。ワニのショーを見に足早に進むと、そこには信号の木。その横手にワニたちがのんびりとお昼寝中。ショーまでの隙間時間にお絵描きタイム。自分たちよりも大きなワニをしっかり見て!と伝えたものの、4歳くらいになると「ワニはこんな感じ」というイメージを持っているので、本物とは似ていない緑色のワニが描かれていきます。今は、バーチャルの世界が子供たちの中に小さい時から浸透しています。ぜひとも、9歳までは、自分の体をフルに使えるようにしてほしい!!と思った瞬間でした。どんなものでも自分の目で見たありのままを描く、自分の耳で聞こえたように表現する。自分の嗅覚を研ぎ澄ます。そして鉛筆やポンキーを指で自由自在に使うなどから、出来る喜びを見つけてほしいと思います。ここにいるゾウたちもとてもおとなしく、子供たちも触れ合うことができました。が、もっともっと長いことゾウと触れ合うことで、野生のゾウのこと、なんで皮膚が荒れているのかなど、ゾウに思いを馳せてほしい、そして、タイにいるからこそもっと身近にゾウを知ることができたらよいのではないかなと。そんな気持ちでバンコクへと向かいました。

《どんな宝箱?》
帰りの車中でも、子供たちの笑い声が止むことなく、それぞれ感じた今日を元気いっぱいに話していました。このキャンプで仲間となったことを感じさせる場面で、bangkokでの「one team」が結成した瞬間でした。幼稚園も出身地も違う子供たち、これからもそれぞれがいろいろな世界で活躍することでしょう。この子たちが、いつの日かまた、この宝箱をあけ、思い出話に花を咲かせてくれることを願っています。バンコクにいるからこそ、出会える友、そしてこのタイの自然や環境をしっかりと心にとどめられるように、また何か素敵な時間になるドラえもんキャンプを計画いたします。乞うご期待。

磯邊季里 @ 2019年12月27日 18:20 コメント: (0)

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