<朗報!>新聞掲載&特別賞受賞の嬉しい報告

2021年3月31日

先日、こひつじかい卒業生の小学生が、毎小特派員として毎日小学生新聞に掲載されました。新聞には、彼女がコロナ禍で描いた「夾竹桃物語〜わすれていてごめんね」という絵本の感想画だけでなく、その絵本が伝える戦争に対する想いと絵に対する想いを綴った彼女の作文が載りました。

彼女は昨年春のコロナ禍、約1ヶ月半かけて感想画をコツコツと描きました。コロナ禍で学校に行くことが出来ない環境下で、コロナによる制限の多い生活を上手く味方につけ、時間にも気持ちにも余裕がある状態で仕上げることができました。このたくさんの想いの詰まった絵が全国誌の新聞に載り、彼女の「絵が大好き」という純粋な気持ちだけでなく、絵本を読んで気付かされた戦争の悲惨さや命の大切さは新聞を読んだ多くの方々に伝わったはずです。後日、新聞社の方からお礼のお手紙をいただき、実際にその方も今回の寄稿で初めて夾竹桃物語の絵本を知って図書館で手に取り読んでくださったそうです。例え小さくても、小学生でも、平和に向けて戦争のことを伝授できるということを自分の身を以って感じた経験になったと思います。

また、今回の新聞掲載にあたり、絵を応募し賞をいただいたコンクールやその他様々な方面の方々に許可をとる必要がある中、新聞がどのようにして出来上がり自分のもとに届くのかという仕組みを知る機会ともなりました。絵本を読んで終わり、感想画を描いて終わり、コンクールに絵を出して賞をいただいて終わり、ではなく、自分の経験を糧にして発信する力や挑戦する力を強く感じました。彼女はその後、学校のしおりコンクールでもみんなから選んでもらい、1位をいただくことができたそうです。絵に対する追求心をこれからも持ち続けてほしいと思います。

更に同じく卒業生の小学1年生も、自分で書いた作文が「弁当の日おいしい記憶エピソード」で特別賞に選ばれました。彼は、自分で大好きなお弁当を作ってそれをお庭で食べたということを自分の言葉で表現しました。言葉は巧みではなくとも、人に伝われる言葉で作文を書いたことで、等身大の彼を見せることができたからこそ、特別賞をいただくことができました。コロナ禍で制限がたくさんある中、こういう時代になったからこそ不安や心配はありますが、今自分ができることを等身大でやることが何より大切だと思います。新しい生活様式のもとで、自分たちが今できること見つけ出せる力が身に付いていってほしいと思います。

磯邊季里 @ 2021年03月31日 15:06 コメント: (0)

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