<こひつじかい>国旗検定からの学び
2021年4月26日
2021年になってから、都内全ての大使館を巡ったり、毎日小学生新聞の企画で世界旅行スタンプラリーをしたりという経験を通して、こひつじかいの子ども達は世界の国々へ対する興味が増してきています。
《同じ土俵にあがる》
初めて挑戦してから1年になった今回の国旗検定では、親子受検という新しい方式になり今までは子ども達を応援する側だったお母様達も受験生に。「子どもにやらせる」ではなく「同じ立場で一緒にやる」という親子それぞれにとって、非常に良い機会をいただきました。3級~5級まで、受検級は人によって様々でしたが、終わった後に大人も子どもも一緒になって、「あの問題はこうだったよね?」「どっちが正解だろう?」など共通の話題で自然と会話が弾みました。
結果が届き、合格の点数をみても、大人も子どもも全く関係なし。子ども達が喜び、また一つ自信をつけた様子の一方で、大人達のほうがホッと胸を撫でおろしつつ、内心ではむしろ次回に向けて焦りを覚えた様子がうかがえました。
《次への気づき》
今回の受検を通して、同じ試験でも大人と子どもでは越えるべきハードルが全く違うということに気づかされました。恐らく大人にとっては「知識を詰め込むこと」、子どもにとっては「質問の意味を理解すること」が一番のハードルでしょう。話し言葉がどんどん簡素化している分、試験問題の文章は子ども達にとって聞き馴染みのない表現だらけです。大人たちのハードルは各自の努力次第ですが、子ども達のハードルは、日常で使う言葉を少し意識するだけでグッと下がるはずです。幼稚園・学校行事で今回受けられなかった子たちも、「次回2つ受検して追いつく!」と意気込んでいるので、6月に向けて、国旗検定=国旗の勉強をいうイメージから一歩抜け出し、様々な言葉や表現を使ってみるきっかけとしていきたいと思います。