<こひつじかい>お茶摘み&いちご狩り遠足

2021年5月11日

《久しぶりの遠出》
朝の肌寒さが残る田園調布に半袖半ズボンの元気っ子たちが集まってきました。
今年に入ってから初めて「歩く」以外の交通手段を使っての遠足です。大張り切りの子ども達は移動も素早く、おなじみの石田ドライバーさんの運転するバスはあっという間にいちご狩りとお茶摘みへと動き始めました。田園調布は少し曇っていましたが、静岡の気温は28℃と初夏を感じられる予報です。バスの中では『茶つみ』の「夏も近づく 八十八夜〜♪」と歌ったり、窓越しに雪化粧の富士山を眺めました。

《楽しみ方色々のいちご狩り》
そうこうしている間にすぐ伊豆に到着、まずはいちご狩りの時間です。 真っ赤な色と、ほっぺが落ちるほどの美味しさが特長の「紅ほっぺ」が食べ放題です。まずはいちご農家の久保田さんから、いちごを取る時は上に引っ張るとすぐに取れること、ヘタをとった側に練乳を付けて食べることを教わりました。一人一つお皿を受け取ると早速美味しそうないちごを探してビニールハウスを奥まで進みます。とにかく大きくて赤いいちごを選ぶ子、面白い形のいちごを探す子、大きいとお腹がいっぱいになっちゃうから、と小さめのいちごを探す子、食べるのは苦手だから目利きに挑戦する子など同じ空間にいても楽しみ方は千差万別です。終わったあとのみんなの手と顔は、いちごの果汁でちょっとしたハロウィンのように真っ赤に染まっていて、思う存分いちごを堪能したことが見てとれました。

《伝統衣装に身を包む》
お茶摘みは韮山反射炉のある蔵屋鳴沢さんで行います。絣の着物、赤い前掛け、たすき、手ぬぐいと、伝統的な茶摘み衣装を着させていただきました。
慣れない衣装と暑さですぐに着崩してしまうかなと予想していましたが、伝統衣装をまとうというのは子ども達にとっても感じるところがあるようで普段よりも背筋がすっと伸びているようでした。お互いに観察しながらその格好をお絵描きしてからいざ茶摘みへ。
少し坂を登ったところにある青々としたお茶畑で、お茶の葉は尖った新芽から数えて3枚目の葉までを摘んでいくことを教えてもらいました。最初は「これであってる?」「どこにあるの?」とハテナばっかりだった子たちも、慣れると周りの子に教えてあげたり、黙々とカゴをお茶の葉でいっぱいにしていきました。たくさん摘んだお茶の葉は優しく紙袋に入れて持ち帰ります。
大切な衣装は「ありがとう」の気持ちを込めて丁寧にたたんでお返しします。頭に付けていた手ぬぐいはお土産にいただきました。大事にリュックにしまいます。この手ぬぐいは帰りのバスの車内でのお茶屋さんごっこで大活躍していました。

《大人気の茶葉の天ぷら》
お茶摘みを終えたらようやくお昼ご飯です。普段の遠足はそれぞれお弁当を持ってきますが、今回は特別にお茶園のレストランで特製のお弁当をご用意いただきました。テーブルの真ん中に置かれた揚げたてのお茶の天ぷらが食欲をそそります。採りたての茶葉でつくる天ぷらの味は格別で、どのテーブルのお皿もすぐに空っぽになりました。みんなが摘んだお茶の葉っぱも天ぷらにして食べられるよと教えていただき、お夕食の楽しみが増えました。

《世界遺産の横で》
食事の後は、お茶園の周りを探検しました。茶畑の横には竹林があったり、綺麗な川も流れています。
その横には世界遺産になっている韮山反射炉がそびえ立っています。昔はこの反射炉の中で鉄を溶かして大砲を作っていたというお話を伺いました。
空気が澄んでいて、お水がきれいだからか周りに咲いている花、水面に浮かぶ水草の色もとっても鮮やかです。所狭しと咲くシロツメクサをみつけると早速小学生が編んで冠を作り始めました。
魔法のように編まれていく見事な手さばきにみんな興味津々で、自然と花編み教室が始まりました。
池にはヤゴやアメンボ、コイに金魚と生き物がいっぱい。立派なオニヤンマを捕まえている子もいました。

《母の日のプレゼント》
母の日ということもあり、「ありがとう」のパッケージの新茶もプレゼントすることにしました。
朝袋詰めされたばかりの新鮮な茶葉の豊かな香りと柔らかな味わいで、お母様へ日頃の感謝を届けます。
年中さんと年長さんは、前日のお稽古で準備していたハートのお花いっぱいの花かごも一緒にプレゼントしました。
そしてこっそり送ったお手紙もお家に届くころでしょう。お母様はどんなお顔になったかな??

《アルバム》
お茶摘み&いちご摘み遠足の写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R お茶摘み&いちご摘み遠足 2021 アルバム
閲覧期限:5月18日

磯邊季里 @ 2021年05月11日 10:41 コメント: (0)

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