<こひつじかい>田植え遠足
2021年6月9日
どんより曇った朝の城山公園に、晴れた顔の子どもたちが集まってきました。
今日は田植え遠足です。集合場所には20cm超の大きなミミズもやってきました。
《お仕事開始!》
田植えをするころには小雨が降ってきました。子どもの靴下の上に大人の靴下を履き、レインコートを着たら準備OK!田んぼで松本さんにご挨拶をしたら、田植えの仕方を教わります。片方の手に苗のタバを持ち、もう片方の手で2,3本つまんで植えていきます。多くても少なくてもダメ、苗が寝てしまわないようにえんぴつを持つような手の形で立てなくてはなりません。説明してもらったらどんどん田んぼに入って1列に田植えをしていきます。田んぼの中は泥がにゅるにゅるで足がとられやすくなっているので、一生懸命に植えないと美味しいお米が作れません。田植えが始まる前から尻もちをついて泥だらけになったり、つい顔に触って泥パックのようになってしまい、お互いの格好を見て笑いながらスタートしました。
実際に田植えをしていくと、普段使わない筋肉を使ったり慣れない体勢になるので思ったようにきれいに植えられません。終盤は「お腹空いた!」「あとどれくらいで終わり?」という声も聞こえてきましたが、なんとか全員が最後まで苗を植えることができました。レインコートにマスクという、子ども達にとって決して快適とは言えないコンディションでしたが、終始とても真剣な表情で、「美味しいお米を育てたい!」という気持ちが伝わってくるようでした。
《きれいさっぱり》
田植えのあとは泥だらけの手や足、顔を湧き水で洗い流します。
泥だらけになったレインコートの上に、汚れた服を置いたら、泥が外側にはつかないようにクルクル包んでビニール袋へ。お母様達への真っ黒のお土産の出来上がりです。
雨は降っていたものの、気温が高かったこともあり、子ども達は気持ちよさそうに冷たくきれいな湧き水のお風呂で泥を落としていました。
湧き水のそばのお家でもお庭でも家庭菜園をしているのを発見すると、葉っぱだけをみて「トマトだ!」と声が上がりました。自分たちも大切にお世話をしているので、見えてくる世界も変わってくるようです。
綺麗な服に着替えてお昼ご飯の時間です。愛情たっぷりのお弁当を食べて午後の元気をリチャージしました。2時間近く田植えをしてお腹ペコペコになったので、あっという間に食べ終わりました。
《雨の日の特権》
ご飯の後は体いっぱい動かして遊ぶ時間です。まだ雨が降っていたので、大きなビニール袋で即席レインコートを作りました。雨で滑りそうだから裸足の方が動きやすい!と気付くと、日本庭園をサンダルを脱いで散策開始。鯉のいる池の飛び石を渡ったり、浅いところに入ってみたりとまさに「水を得た魚」です。今度は運動靴をはいて、長い滑り台や揺れるロープの遊具がある公園に遊びにいきます。雨の公園はどこへ行っても貸切!公園の探検で見つけた広ーい原っぱでは氷鬼や木登りをしました。そのころには雨も上がってとっても良い天気になったので、まるでさなぎが羽化するかのようにビニール袋を脱ぎ捨てました!さらに公園の奥へ進み、バラ園に行くとちょうど赤やピンクのバラが咲いており、目を閉じて深呼吸をすると良い香りがしました。
公園の探検が終わったらお絵描きの時間です。田んぼの風景や田植えの恰好を思い出しながら今日の田植えの様子を描いていきます。隣はだれだったかな?泥が多いところと少ないところがあったよね!と会話が弾むと自然とペンも進むようで、それぞれ素敵な絵に仕上がりました。描き終わった子はTカメラマンに撮影していただき、お楽しみのおやつタイムです。持ってきたお菓子を互いに交換し合っていると、お父様お母様がお迎えにきてくださいました。
《アルバム》
田植え遠足の写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 田植え遠足 2021 アルバム
閲覧期限:6月16日
最後に、雨予報の中でも開催を受け入れてくださり、早朝から準備をしてくださった松本さんはじめ、スタッフの皆さま、子ども達が雨の中で遊ぶことを許してくださったお父様お母様、一緒になって遊んでくれた大学生たちに心からお礼を申し上げます。