<こひつじかい>斑尾キャンプ5日目
2021年7月28日
《自分で決める》
キャンプ最終日の朝、起きてからの動きは5日目にもなると手慣れたものです。朝のランニングには年少さんも「私も走りに行きたい」と初挑戦しました。おそらく想像していたよりも大変だったでしょう。それでも立ち止まることなく最後まで走り切りました。大人も子どもも汗びっしょり、息もあがります。それでもやりたいかやりたくないかを自分で決める。自分で考えて行動したことは、きっとその子の力になっていくのだなと感じました。
《時間を作る》
朝食のあとは、プリントなどやるべきことをやる時間です。こちらはやりたいかやりたくないか、ではなく必ずやることです。さっさとやれば、その分外に遊びに行ったり、絵の続きを描いたり、好きなことをやる時間が作れます。年長さんは随分自分でやっちゃおう!という気持ちが芽生えたように感じました。
毎日遊び尽くしたホテルのお庭で最後のひと遊びしてから、バスに乗り込みました。
バスが見えなくなるまで、ホテルの支配人からレストランの方、毎年お目にかかるホテルにいらしているおばあちゃま、沢山の方が手を振ってお見送りをしてくださいました。
子ども達が安全に楽しい5日間を過ごせるように支えてくださった皆さんにお礼を伝えて斑尾高原ホテルをあとにしました。
《日本昔話の家》
斑尾キャンプ最後のお昼は、郷の家でいただきます。
ここは日本昔話のモデルになった古民家です。畳のお部屋にひとりひとりの御膳が並びます。地元で採れた食材で作られた美味しそうなお料理が並びます。ご飯はお釜で、お味噌汁は囲炉裏で準備されています。デザートのスイカ、赤しそのジュースまで贅沢なフルコースを堪能しました。
敷居をまたぐ、土間に足をつけずに上がるなど初めて知ることも沢山ありました。
《キャンプの締めくくり》
今回のキャンプは、自分で出来ることは自分でするということを伝えてきました。いつになくお兄さんお姉さんが沢山来てくださった今回のキャンプ。お世話をしてほしい?一緒に遊んでほしい?と聞くと、一緒に遊んでほしい!と即答です。それならみんなの自分のやるべきことは自分でやって、お兄さんたちにもその時間に他のお仕事をしていてもらおうと決めました。そのためにペーパー類は普段のお稽古でやっているものと毎日似たようなものをあつめた冊子を用意しました。最年少2歳の子もみんなと同じように話を聞き、自分なりに考えて取り組んでいました。まだまだ完璧に出来ないことも沢山あります。家に帰れば、甘えが出ることだってあります。それでもこの5日間、自分たちでどうにかした経験は子ども達の中に確実に蓄積されているはずです。それがいつか自分で踏ん張らなければならない場面、乗り越えなければならない場面に出会ったときに、自分自身を励ます原動力の一つになることを願っています。
《アルバム》
キャンプ5日目の写真はこちらです。お子様との会話の種にお使いください。
アルバムはこちらから⇒K&R 斑尾キャンプ5日目 2021 アルバム
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